私の好きな食べ物の一つ、ピザ。数年前、菰野町に一軒家を借りて住んでいる時、庭先にピザ窯を作ろうか…と真剣に悩んでいました。結局、賃貸なので引っ越しの時には取り壊さないといけない等々悩んだ末、計画は実現せず。未だにピザ窯への情熱はくすぶり続けていました。そんな時に見つけたのがこのアイテム!
ポータブルピザオーブン KABUTO ■
ニョキっとのびた煙突にかまぼこ型の黒いボディ。名前の通りカブトムシの様なシェイプをしたポータブルオーブン。燃料に着火してから約25分で余熱は完了。オーブン内は約40分で400℃に達します。ピザの焼き上がりまでたったの2分とカワイイ見た目ながら意外とパワフルなオーブン。
正面部分には木製のグリップが取り付けられており、蓋の開け閉めの際に熱が伝わりにくくなっています。勿論、本体は非常に高温になるので操作の際はグローブが必須。
木製グリップの横に付いている黒い取ってはのぞき窓。ここからオーブン内の様子を見られるのでピザの焼き具合を確認する事が出来ます。
蓋を外すと中は意外とシンプル。そして、中にはちゃんとピザストーンが設置されています。
ピザストーンって何?と感じる方も多いと思います。ピザストーンとは、ピザやパンをおいしく焼き上げるための道具のことで粘土を1300℃で焼き上げたセラミックでできています。セラミック製のピザストーンは保温性が高いため、ピザをおいしく焼き上げられるという利点があります。お手入れに関しては、水洗いや洗剤洗いには向いていないので汚れた場合には、ヘラなどでそぎ落としてから、硬く絞った濡れ布巾等で拭いてあげましょう。
火入れは後ろ側から行います。本体内部で炉とオーブンはパーテーションで区切られた別構造となっていますが、上部で繋がっている為、パーテーションを越えて上部から注がれる直火と、下から温めるピザストーンの安定した熱が得られるのです。
下段は燃焼ボックスになっており、ここで燃料を燃やします。最初の着火の際は小割りにした薪または小枝、ペレット、着火剤を入れて着火。着火が確認出来たら奥へと押し入れます。
次に上部の燃料投入口からペレットや細かくした薪や木枝を投入する事で火力を上げ、長い時間の調理を行う事が出来るのです。
ピザだけでなくオーブン料理全般を楽しむ事が出来ます。庭先は勿論の事、キャンプ場に持ち込んでもOK。本格的なオーブン料理で外飯がグッとレベルアップしますよ。
気になるサイズと重量感ですが、約16.5kgと大人の男性なら運べる重量感。お子様や女性の方にはちょっと難しいと思います。また、持ち運びの際には作業用の手袋等の着用をオススメします。素手で持つと、本体のパーツが角張っているので手に喰い込んでちょっと痛いです。
そして、煙突が簡単に取り外せるので車等で運ぶ際でも問題無し。四本の足も内側に折り畳む事が出来ます。
持ち運ぶ際にあると非常に便利なのが別売りのKABUTO専用のキャリーバッグ■。煙突を外した状態と付けた状態の両方のパターンで収納が出来るので運搬がとても楽になりますし、煙突等に付いた煤で車内や衣服を汚してしまう心配もありません。
アウトドアクッキングを今よりもさらにワンランクアップさせてくれるポータブルオーブン。一家に一台如何でしょうか。
本日のブログは、魔女の宅急便に出て来るニシンのパイを作りたい松下がお届けしました。