patagoniaのちょっと変わったインサレーションウェア。

年間を通して山で活躍するインサレーションウェア。フリースやダウン、化繊の中綿等々…種類は違えど多くの方がお持ちだと思います。そしてその殆どが似たような形。フードが付いているか、付いていない場合は首元まで締まるジッパータイプ。最近はノーカラーの物も目にします。今回ご紹介するのは、今まで見たこと無い形のインサレーションウェア。

 

patagonia Men’s Mojave Trails Coaches Jacket

山で良く見る物とは真逆で街中で良く見るクラシックなコーチジャケット型。でも表地はDWR加工済みのしなやかなリサイクル・ナイロン100%。しっかりと耐風性も備えており、バッフルの縫い目が表に出ていないのでコールドスポットから熱が逃げる心配も無し。中綿には「サーモライト・ポリエステル」が使用されており身頃は60グラム、袖は40グラムと部位で変える事により動きやすさも考慮しています。

 

 

袖口はポリウレタンで縁取りがされていますが、キュっと締め付けるようタイプではなく比較的緩めなので山岳系の大きめな時計を付けていても手が出しやすくなっています。その分、袖からの冷気の侵入を防ぐ力が弱くなるという問題が生じるのですが、それぐらい強風の場合は手袋を着用する事が多いので手袋のカフを袖口の中に入れてあげて下さい。

 

 

両サイドにはスナップボタン付きのポケットが一つずつ。結構大き目でカイロも入れらるので左右に一つずつ忍ばせておけばお腹回りをヌクヌクに保てます。

 

 

 

裾を絞る為のドローコードは右側に。寒くて寒くて堪らない。そんな時にはポケットカイロ+裾もしっかり絞ってデッドエアを作りましょう。

 

 

 

個人的に好きなのがやっぱり襟元。首元までしっかり中綿が入っていたり、バラクラバを兼ねたフードが付いているのもいいんですが、冬でも雪が張らない低山域をノンビリ歩く時。肩ひじ張らずに、すこしユルイこの形のインサレーションを持って出かけたいんです。

 

 

 

首回りは自由な方がいい。見た目の事もあるんですが、一番の理由はこれ。ネックゲーターやマフラーを使った時に首回りのボリュームが出過ぎないこと。首の保温はとても大切だけど、何事も「適度」が良い。

 

 

 

ちなみに、首元が少し寒いけどネックウォーマーを付ける程では無いな…そんな時には襟を立てましょう。ただの飾りではありません。襟にも少し中綿が入っているので、立てるだけでも意外と暖かく感じますよ。

 

 

 


【着用モデル 身長:約163cm  体重:約54kg  サイズ:XSを着用】

ガチガチに山で使う。そういったラインで登場しているアイテムでは無いのでシルエットが少し緩め。お尻に少し被るぐらいの丈感なので、山中でしゃがんで料理をしたりする時に腰が出て寒い思いをしなくて済みます。個人的にはコーチジャケットというより、シャツジャケットという印象を持ちました。

 

 


【カラー:BLK を着用】

表地の耐風性を考慮して低山の冬山でアウターとして使ってあげても良いですし、

 

 

 


【カラー:SNBLを着用】

一枚で寒い時には上からハードシェルを着て上げて下さい。首元から見えるのはインサレーションらしからぬ「襟」。なかなか、山では見ないスタイルかもしれません。

 

 


【カラー:BLK を着用】

熱には弱いので、焚火の際には上からコットン系のジャケットを。表地の滑りが良いので生地厚のあるアウターと合せても動きにくさを損なわず火のお世話が出来ます。

 

 

中綿素材なのでダウンと比べると若干重量感はでますが、実測値でXS(227g) 、S(241g)、M(262g)となっています。

 

 

 

ジャケット自体はポケットに入れる事が出来たのですが、私の個人的な感覚で言わせて頂くと…デカい…。と感じました。元々、収納する為のポケットでは無いのである程度ロフトのある状態になるのですが、バックパックの中で結構な容積を取ってしまう。それならば、もっと小さくしてみましょう。

 

 

ORTLIEBのウルトラライトウェイトドライバッグPS10 1.5L を使って空気を抜きながら収納。真上から見てみると一回り小さくなったような…。

 

 

 

でも、横から見ると差は歴然と。厚みが半分以下になりました。これならバックパックに忍ばせておいても邪魔になりません。そして、ちょっとご紹介させて頂きたいのが綿物のウェアを簡単になるべくキレイに収納するコツ。

 

 

 

まず、左右の腕を内側に折り畳みます。

 

 

 

更に、肩のラインから内側でジャケットを中に畳み込みます。この時に襟元の幅に合わせて一枚の帯状にするのがポイント。

 

 

 

あとは、襟元側から空気を抜きながらグルグル丸めていくだけ。ご存知の方も多いとは思いますが、ご紹介までに。ちなみに、私は山に行く時はこの畳み方で綺麗に畳んで持っていきますが、山で着た後の収納は適当に詰め込んでしまいます。そしてなぜか帰りのバックパックの方がパンパンになるのです。

 

「いつもと同じ」は安心感があって良いんですが、「ちょっと違う」もワクワク感があって良い。そんなワクワクを感じさせてくれるインサレーションがMojave TailsCoaches Jacketなのです。ちなみに、スキーやスノーボードの時にもスタイルが出せるのでおススメです!

 

本日のブログは先日の出張で横浜の野毛エリアのディープさに魅かれた松下がお届けしました。

近いうちにプライベートで再訪したいです。

 

記事内でご紹介した商品はこちら




ウルトラライトウェイトドライバッグ PS10 1.5L #ブラック _ ORTLIEB | オルトリーブ

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