少しずつ秋の空気を感じるようになってきた今日この頃。もう少し涼しくなればあの季節です。そうです。焚火です。皆でワイワイ囲む炎も良いですが、一人で揺れる炎を眺めるのもまた違った良さがあります。一人でちょっと火遊びをしたい時に便利なのがブッシュストーブ(ネイチャーストーブ)。本日は、その中でも世界最軽量と世界最小モデルをご紹介。
【最軽量モデル】
bushcraft essentials BUSHBOX UL ■
焚火のマークが特徴的なドイツ生まれの世界最軽量のブッシュストーブ。重量は、何と70gと超軽量。そして、この軽さの秘密は素材にあります。
ボディに使用されている素材はドイツ製のステンレススプリングスティールでその厚みは何と0.3mmと超極薄。薄くてもしなりのある素材なので厚さに対する不安感はあまり感じません。ただ、薄いが故に端の部分で指を切らないように少々注意が必要です。
本体を構成するパーツは、わずか5枚と極めてシンプル。写真のiPhone8と比べて頂くと分かる通り、一枚一枚のパーツもそれほど大きくはありません。
付属している専用ケースに収納すれば殆どiPhoneと同じポケットサイズ。ザックの隙間に入れ込んだり、クッカーの中に収納出来てしまうサイズ感となっています。
組み立て方は極めてシンプル。特殊な工具等は一切不要。本体パーツに刻まれている差込口にそれぞれのパーツをはめ込んでいくだけ。実際に私は説明書も開かずに初見で簡単に組み立てることが出来ました。
丸いパンチグ加工がされたパーツは火床になります。火床の高さも写真の焚火マークの下にある差込口を上下に変える事で三段階に調節が可能。燃料に使用する物によってベストな高さに変えられます。一番低い状態にすればエバニューやtrangiaのアルコールストーブも入るのでゴトク兼風防としても使用可能。
さらに上部にあるY字型のトリベットは使用するクッカーの幅を広げてくれる優れもの。
トリベットがある事によって底面積の小さなカップを乗せる事が出来ます。
トリベットは取り外して使用すつ事も出来るので大きめのクッカーを使用する際には炎の熱を効率的に伝えることが出来ます。軽いだけでなく汎用性の高さから実用性も兼ねそろえているのがbushcraft essentialsのアイテムなのです。
【世界最小モデル】
bushcraft essentials BUSHBOX EDC BOX ■
重量は約75gと先ほどのBUSHBOX UL ■ と比べると少しだけ重くなります。ボディ素材はドイツ製のステンレス100%でBUSHBOX UL ■ のボディ素材の様なしなりは全くありません。BUSHBOX EDC BOX ■の特徴はそのサイズ感。とにかく小さいんです。どれぐらい小さいかと言うと…
この様に手乗りサイズ。最初に見た時は一瞬頭の中「???」となりました。てっきりよくあるテントのミニチュア版の様な展示用の物とばかり思っていたのですが、手に取って見ると実際に使用出来る作り込みの細かさ。
パーツは7つとなっており、どれもガッチリとした作りとなっています。このガッチリ感はそれぞれのパーツの厚みからくる物。
写真左がBUSHBOX EDC BOX ■のパーツ、写真右がBUSHBOX UL ■のパーツ。厚みが倍以上違うのがお分かり頂けるでしょうか。そもそもBUSHBOX EDC BOX ■はエマージェンシー用としても開発されている為、ある程度の耐久性も必要とされています。故にこの厚さとガッチリ感となっているのです。
組み立て方に関しては、こちらも極めてシンプル。本体パーツをはめ込んでいくだけで完成します。
カップ程度の物を乗せるのに丁度良いサイズ感。見た目もとてもカワイイのでプレゼントにもお勧めです。
付属の専用ケースに収納するとiPhoneよりも小さくなります。これだけ小さければ、ゆるくトレイルを走る際に携帯していって山頂でコーヒー一杯飲んで帰って来ることも出来ます。また、ガスストーブが故障してしまった際等に予備として携帯しておくのも便利です。あまりにも小さいので山での紛失にはお気を付けください。
もう少しすれば低山域でも涼しく快適に登れるシーズンがやってきます。森林限界を超えない山だからこそ使えるブッシュストーブ(ネイチャーストーブ)で山遊びの幅を広げてみませんか?
本日のブログは、今季スノーボードデビューをする事が決まった松下がお届けしました。スキー一筋で来ましたが、遂に横乗りデビューです!!