スピードに乗れるHOKAのシューズ

 HOKAと言えばフカフカな「マシュマロクッション」のイメージが強いですが、トレイル用のモデルの中には敢えてマシュマロ感を少し減らしているモデルがあります。それは…

HOKA SPEED INSTINCT 2

旧モデルであるSPEED INSTINCT がアップデートされて登場。見た目が少々変わっていますが、基本的な性能は変わっておらず商品名の通り「スピードに乗って走れる靴」となっています。

 


 

他モデルとはミッドソールが違います!

SPEED INSTINCTには、固さの異なる2種類のミッドソールが使用されています。踵部分には柔らかいフカフカクッション機能を持たせており、白丸で囲んだ辺りの前足部には反発力のある固めの素材が使用されているので登りも下りもガシガシ攻めて走れる作りになっています。

 

前足部をアップにしてみると、ミッドソールに糸状の繊維素材が埋め込まれています。反発力を生み出すミッドソールにはそれなりの負荷がかかるので耐久性アップを図っての仕様だと思われます。

 


 

着地からの一蹴りで差が出ます!

シューズが地面に着地してから蹴り出す瞬間、HOKA独特のロッカー形状と足から地面に伝わる力+ミッドソールの反発力が一歩を大きく後押ししてくれます。個人的な感覚なのですが、ハムストリングスを意識して足の指先から母指球で地面を掴むように蹴るとグっとスピードに乗ることが出来ます。クッションの固さやロッカー形状、ドロップに違いがあるとは思いますが、巷で話題のナイキ ヴェイパーフライに比較的近い感覚なのかもしれません。

 

アッパーは前モデルよりも柔らかくなった印象で、長距離レースでの夜間走行も想定しているのでアッパーには大き目のリフレクターが配置されいます。(白丸部分)

 

ソールパターンは細かくブロックを配置する事によって縦横斜めのあらゆる方向へグリップを効かせられる仕様。スタックハイトはヒール23mm/フォアフット20mm /ドロップ3mmとなっている為ナチュラルランナーの方にも馴染みやすい作りとなっています。

SPEED INSTINCT2はクッション性と反発性の相反する二つの機能を上手く一足のシューズに融合させたモデルです。着地時の衝撃を吸収しつつも足のパワーを地面に伝えてくれる万能型のシューズと言えます。厚底派と薄底派で好みが分かれるところではありますが、両方の良いとこ取りをしたSPEED INSTINCT2も是非試してみて下さい!

 

本日のブログは、チョコレートを食べ出したら止まらない松下がお届けしました。

 

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