夏でも快適に履けるサマーコーデュロイのショーツ。

先日、出張で東京と鎌倉へ行ってきました。平日にも関わらず鎌倉駅前は多くの人で賑わっており、外国人観光客の姿も沢山見受けられました。わざわざ日本に遊びに来てくれる事は本当に嬉しく思う反面、もしも外国人観光客の方から「日本の良いところってどんなとこ?」と聞かれた自分は何て答えるだろう…と考えてみると、自国の文化の事をあまりにも知らなさ過ぎて少し反省しました。

ついつい海外文化へ目を向けがちですが、自分が生まれ育った国の文化の事もしっかりと勉強しなくては…と感じた今日この頃。

 

さて、街中ではショートパンツがメインの季節となってきました。この時期になるとTシャツ短パンスタイルがメインになって、中々オシャレに拘りが出しにくい季節でもあります。色味で遊んでみたり、シルエットで遊んでみたりする事もあるのですが、個人的におススメなのが生地の素材で少し特別感を出す事。春夏秋冬でそれぞれの季節感を感じられる生地素材があるので、それを洋服の中に取り入れるだけで気分と雰囲気が変わるんです。

そして、個人的にお気に入りなのがサマーコーデュロイ。

冬のイメージが強いコーデュロイですが、生地の厚さやWELLの数値(生地の畝の太さ)によっては、夏でも快適に穿く事が出来るんんです。

さらにコーデュロイの歴史は意外と古く、フランスのルイ14世がお抱え庭師の作業着として使用していたと言われており、このことから”Corde du Roi”フランス語で「王様の畝」という意味の名がついたとされているのです。

本日のブログでは、そんな歴史あるコーデュロイを使用した夏向けのショートパンツをご紹介させて頂きます。

 

patagonia  Men’s Organic Cotton Cord Utility Shorts – 6

丈夫なオーガニックコットン製の生地を使用したコーデュロイショーツ。元々、秋冬向けのコーデュロイ生地でショーツが作られるようになった理由は諸説ありますが、サーファーが短く裾を切り落とした説が有力です。通常丈のコーデュロイパンツを海水に浸けて痛めてしまった為、その部分をカットして作り直した事が由来と言われています。

私は服を着る時に、ただ単純に「流行っているから着る」とか「気に入っているから着る」という単純な選択では無く、その製品の事をしっかり知り、バックボーン等を理解したうえで着る事を重要視しています。そういった部分に目を向けると、物の魅力が上がりますし、よりお気に入りの一点になって大切に永く着るようになるんです。

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg  Color:ORTN  Size:28】

このコーデュロイショーツもその中の一点で、数年前の登場当時から愛用しています。6インチという丈感が個人的に絶妙で、ムシムシしている日でもコットンの吸湿性で快適に穿けるんです。

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg  Color:SUYE  Size:28】

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg  Color:SKA  Size:28】

patalohaの様な夏色の強いアイテムとの相性は抜群。SUP等の水遊びをした後にサッと着て、砂浜でノンビリする時に着たくなる組み合わせです。

店頭で初めてこの商品を見られた方の多くは「あれ?もう秋物?」と仰る方もみえますが、真夏向けのアイテムとなります。暑く感じそうに見えるかもしれませんが、そんな事はありません。

 

裏地の肌当たりも気持ち良く、長時間着ても擦れて痛くなる様な事も殆ど無いので、夏のご旅行の際に個性を出す為の一着としてもおススメです。

是非、皆様も衣服の素材からファッションを楽しんでみて下さい。どんな素材が使われていて、どんな人達がどんな想いを持って製品を作っているか。目には見えない部分に興味を膨らませると、オシャレがより楽しくなりますよ。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

 

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