雨を楽しむ為のハードシェル Feather Rain Full Zip Jacket編

台風が梅雨前線を刺激して昨夜から今日にかけて、ここ四日市でも大粒の雨が降っています。通勤の途中でいくつか橋を通るのですが、普段静かで穏やかに流れている川の水が濁流と化している光景を目にすると、恐怖を感じてしまいます。頑丈な堤防が築かれているので大丈夫とは分かっていても「もしも」の時を考えると自然災害に対する備えは国や地方公共団体任せでは無く、自分自身でも出来る事をしておかなければと思った今日この頃。

流石に豪雨となれば外遊びは出来ませんが、梅雨時期のパラパラと小雨が降る中であれば、低山の安全なルートを選択する事で生き生きとした緑を楽しむ事も出来ます。そんな時に快適性に大きく影響を及ぼすのがレインウェアの機能性。本日のブログでは、「雨を楽しむ為のハードシェル」と題しましてTeton Bros.のFeather Rain Full Zip Jacketをご紹介させて頂きます。

 

Teton Bros.  Feather Rain Full Zip Jacket

昨年、防水素材がTeton Bros.オリジナルのものに変更され耐水圧/透湿量共に20,000mmと優れた数値でありながら撥水性と耐久性が向上したFeather Rain Full Zip Jacket。商品の展開自体が春夏シーズンのみとなっている為、完売後も秋冬シーズンにかけて非常に多くの問い合わせを頂く人気ぶりでした。

 

その人気の秘密は、3層生地でありながらMサイズで約170gという軽さとストレッチ性による動きやすさ。フロントファスナーは軽量化の為に3号の止水ファスナーを使用しているのですが、レイングローブを付けたままでもジッパータブが掴みやすいようにプルタブに少し長めのコードが付いていたりと、細かな使いやすさが盛り込まれているところもポイント。

 

また、汗をかきやすい脇下は物理的に通気するよう開きっぱなしのベンチレーションが付いています。雨水が浸入しにくいよう生地が被さっているので、腕を上げるようなアルパインクライミングシーンや下から風が吹き上げてくるような高山域での防風雨でなければ、水が入ってくる事は中々ありません。むしろそういったシーンでは、重量は増してもより頑丈なタイプのハードシェルの出番となります。

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:S  Color:Navy を着用 】

表面の生地は12Dのナイロン、裏地は7Dのトリコットナイロンを使用しているので、着用時に感じたのは「軽く柔らかい」という印象。先述の内容と被るのですが、軽量で薄い分やはり耐久面ではガッチリしたハードシェルに劣るので、アルパインクライミングの様なハードな山行にはおススメ出来ません。逆に荷物を軽量化したいトレイルランニングやガッチリしたハードシェルは持っていて別でお守り代わりに携帯する軽量なハードシェルが欲しい、という方におススメです。また、ULスタイルでハイキングされる方々にとって嬉しいアップデートが今季行われています。

 

それが、このアームホール(腕回り)のサイズ見直しです。以前のモデルよりもアームホールを大きくする事で下に中厚のフリース等を着込んだ時の窮屈感を減らしています。

 

これにより、レイヤリングの幅が出せるようになったので、快適度がグッと上がります。いくら軽くて携帯性に優れていても、着用時に圧迫感を感じてしまっては元も子も無いですから、非常に重要なアップデートです。

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:S  Color:Navy を着用 】

当店でお求め頂く方の多くはトレイルランナーの方が多いのですが、ランニング専用のハードシェルと比べると身幅がややユッタリしているので、「トレランもするけど普通の登山もする」という方なら一本で両方の遊びで使える便利軽量ハードシェルと言えます。

雨が降ると山遊びは中止にしがちですが、フィールドによっては小雨程度であれば安全に歩けるルートもあったりします。晴天の陽に照らされた植物も綺麗ですが、雨粒が滴る木々の美しさもまた魅力的。他に歩いている人も少ないので静かに歩けるのも良いところです。勿論、雨天特有のリスクも存在するので、そのあたりへの対策は万全にしたうえで楽しんでみて下さい。

そろそろ、軽いレインウェアに移行してみようかな…という方にも是非チェックして頂きたいアイテムです。今ならある程度サイズが揃っていますので、店頭でご試着してみてください。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

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