多度山トレイルラン 10周年記念大会を駆けよ! そして・・・

メチャクチャ個人的な事になるが、つい先日パーマをかけた。何十年ぶりのパーマ頭。腕は超一流で、僕のこともよく知っていて、公私共にお世話になっている美容師さんやってもらった。

僕の視界から見る景色は何一つ変わってないのに、その僕自身の姿はパーマ頭になっている。既に1週間ほどが経とうとしているが、不意に鏡やガラスに映り込む姿にまだ慣れない。ちょっと恥ずかしい気持ちもあって、それが漏れ出ているのか、その気持を取り繕うかのように褒めてくれる人もいる。でも、この年になっても、お世辞でも褒められ事は嬉しい。

しばらくパーマ頭が続くと思うが、今度いつかバッサリと髪を切る時が来ると思う。そして、僕はまた今と同じ様な心境になるのだと思う。久々のショートは、ちょっと恥ずかしいと・・・。ただ、もし贅沢を言っていいのなら、髪をバッサリと切った時に、「やっぱ、短い方が良いよね~」と、心で思ったとしても、口から出す時はオブラートに包みまくって「短いのも良いよね」と言うようにして下さい。

慣れないけど、パーマ頭気に入っています。


多度山トレイルラン 10周年記念大会を駆けよ! そして・・・

僕達にとって、多度山という山は馴染みがあり有名な山ではあるけれど、全国的な尺度で言えばローカルの山である。

標高たった403mの山だけど、ハイカーは勿論の事ながら、トレイルランナーからMTBを楽しむ方まで幅広い層から人気。また、コースも多岐に渡り存在する事も相まって、本当に多くの方が足を運んでいる山。また、麓には別名「北伊勢大神宮」と言われる多度大社が鎮座し、5月の上げ馬神事等が有名で、三重県では4番目の参拝者数をほこる非常に人気の高い場所でもある。

因みに、多度大社の御祭神は天津彦根命(あまつひこねのみこと)という神様で、伊勢神宮の御祭神である「天照大神」の子どもにあたる。それらも含め多くの由縁から、「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」とまで謳われている神社でもある。

そんな神が坐し、神体山と仰ぐ多度山で開催されているトレイルランニング レースが、今年で10周年を迎える。

元々は、多度山の麓にある地元を愛する商工会議所の方々が始めた大会で、開催された当初はお世辞にも時流にあったレースではなかった。それでも、その地元を愛する気持ちから少しでも大会を良くしようと、会議を重ねて、そして、毎年コツコツと開催し、少しずつ色々な方が携わるようになり、今では多度山クオリティーの素晴らしいレースになった。

僕も個人的に実行委員として携わらせて頂き、長い月日がたった。

実行委員会のメンバーはほぼ地元の方々で、地元愛が強くとても良い方ばかり。外の人間でもある僕を快く受け入れては、大会に携わらせてくれている。

ちなみに、実行委員の多く方がトレイルランナーではない。他の大会みたいに、有名なトレイルランナーが監修に入り、そのノウハウやホスピタリティーがランナーファーストである事が多い中で、ちょっと不器用ながらも実行委員の方々なりのランナーファーストの愛がそこにはあって、僕はこの大会に、地元の方が本当に多度を楽しんでもらいたいというの「温かみ」を物凄く感じている。

もし、今流行りホスピタリティの高い完成されたレースを求めるのであれば、正直それはココにはない。ただ、ローカル感満点の良さは何処にも負けていないと思う。そして、それは走れば絶対に実感して頂けると思っている。


レースのカテゴリーは2クラス

23キロのチャレンジコースと10キロのエンジョイコース。

良いよね、この距離設定とネーミング。

人の尺度によって、10キロでもチェレンジだろうし、23キロでもエンジョイである。けど、このどっちにでも取れる感覚が、多くの方が楽しく走れる秘密だと思っていて、結果的にローカルレースなのに約900人近くも集まり、10年も続く理由の1つなのだと思っている。

だからこそ僕は、トレイルを走り込んだ熟練者から、初めてトレイルのレースを走る方まで多くの方に出走してもらいたい。


そして

このレースを1つのスタートラインとして、もしくはリスタートの切っ掛けとして、広い意味でトレイルを走る事の楽しさ知ってもらいたい。


(全然関係ない写真だけど、トレイルを走ると食べる物がなんでも旨く感じる!そんな瞬間を味わえるのもトレイルランニングの醍醐味のヒトツ)

「お伊勢参らば お多度も駆けよ お多度かけねば 片参り」ではないけれど、「トレイルを本気で楽しむなら お多度も駆けよ お多度駆けねば トレイルの本質は見えぬまま」

少しココまで言うと言い過ぎ感もあるけれど、それでも、先にも書いたように、そんな感じで多度山トレイルランが、多くの方のスタートラインであり、リスタートの切っ掛けになればと強く思っている。そして、レース関係なく、時に多度を駆けて多度を楽しんで行ってもらえればと心から思う。

定員まで残り僅か!迷うことはありません。今からトレーニングしても十分に走れます!

是非、4月多度山で会いましょう。

多度山トレイルラン オフィシャルサイト

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投稿者:飯田

 

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