THE PERFECT UNDERWEAR の下着が最高です!

PERFECT UNDERWEAR…直訳すると、完璧な下着。また、とんでもないブランド名のアイテムが出て来たもんだ…というのがこの下着に出会った時の最初の印象。だって「完璧」ですよ。完璧って辞書で調べると「一つも欠点がなく、完全なこと。完全無欠。」と表記されているんですよ。そこまで自信満々で表現するなんて余程の商品なんだろうと、色々調べさせて頂き、試させて頂きました。先に申し上げておきますが、私、自店で取り扱わせて頂いているアウトドアメーカーの下着は全て試しております。故に、忖度無しでテストさせて頂いております。

 

結論といたしまして…名前負けしない凄いアンダーウェアである事には間違いありません。

 

The Perfect Underwear|Bamboo Boxer Briefs

数ある下着の中で、このThe Perfect Underwearの作ったBamboo Boxer Briefsは、開発コンセプトからとてもユニーク。「Perfect」と名乗るからには、完璧である事が大切。では、完璧な下着とは何か?そこを考えようとすると、大切なのが下着に何が求められているのかを知る必要があります。下着に求められる事…考えてみても物心ついた時から当たり前のように身に着けている物だから自分が何を求めているかが分からない。そこで、発想の転換です。今、感じている問題点は何か?要するに下着に対しての不満です。

 

 

The Perfect Underwearの掲げた下着の問題点は大きく3つ。

①長時間の着用で嫌な臭いがする。

②裾の部分がズリ上がってくる。

③ウェスト部分の跡が肌に残る

まずは、この3つの大きな問題を解決すべく開発されています。しかも、開発への熱量が半端じゃないんです。スカンジナビアの専門家で構成されている専任チームは、10 年を費やして 200 を超えるさまざまな生地と 100 を超えるさまざまな下着のカットとフィッティングを収集し、テストをするという気合の入れ具合なのです。では、どの様にして各問題を解決しているのかチェックしてみましょう。

 

①臭い対策

着用時の臭い対策として、素材に竹繊維を用いている事がポイント。竹には天然の抗菌成分が含まれている為、臭いの元となるバクテリアの繁殖を抑制してくれる機能が備わっています。さらに、生地の肌当たりは非常に柔らかく、シルクの様な滑らかさを持っています。しかも、竹繊維の下着は冷たい水でも簡単にバクテリアを洗い流すことができるという特徴があります。綿の下着は、バクテリアを洗い流すために少なくとも摂氏58度で洗う必要があるので、比較すると竹繊維が非常に優れている事が分かります。さらに竹は一日で1m近くも成長する事がある脅威の成長力を備えており、その成長力が仇となって竹害という言葉存在する程。そんな竹を上手に衣服として用いる事が出来れば、環境負荷も少なく非常に有効的と言えます。

 

②裾の部分がズリ上がり防止

歩いていると、裾が少しずつズリ上がってきて、気が付いたらお尻に食い込んでいる。とても不快ですし、ズボンの上から戻すのも面倒くさい。頻繁に起ころうものならストレスを感じてしまいます。この問題に対しては、フィット感が非常に重要。ある程度のフィット感が無いとズレてしまいますし、フィットし過ぎると窮屈に感じてしまう。この間であるジャストのフィット感を上手に出す為に100 を超えるさまざまな下着のカットとフィッティングを収集していという訳です。さらに、内股部分の生地を切り替える事によって、生地同士の擦れによるズレも防ぐ仕様となっています。

 

こちらは、内股部分の生地と他のメインボディの生地を顕微鏡で見た時の写真。写真左側が内股部分で、写真右側がメインボディとなります。比較すると使用している糸の細かさが内股部分の方が細かく密になているのが分かります。これにより、タッチがより滑らかになり摩擦が生まれにくくなっているのです。

 

③ウェスト部分の跡が肌に残る

ウェスト部分に関しては、肌にフィットするバンドをフラットな仕様にしているのと、品質表示タグを廃する事で肌へ圧を加える部分を極力減らしています。実際に私も着用してみて、脱いだあとに目立ったウェストゴム痕は見受けられず、擦れて痛くなるような事もありませんでした。
(適正なサイズで着用してない場合、擦れ等が生じてしまう場合があるのでご注意下さい。)

 

 

さらに腰元にも秘密があります。腰回りの一部分、汗が溜まりやすい場所は生地を細かいメッシュタイプに切り替えています。バックパックを背負って歩いた際にも汗が流れていきやすいポイントなので、これも非常に嬉しい機能。

 

光に当ててみると、この様に腰元が薄くなっているのが分かります。完璧を求めているが故に手を抜かない徹底ぶり。パンツ一つにここまで拘りを持つのは本当に凄い事だと思います。

 

 

moderateでは現在、Black、White、Redの3色取り扱いがございます。先述させて頂いた通り、バンブー素材は優れた機能性を持っているのですが、メリノウール同様に短繊維となるので、擦れに対して特段強くありません。故に、筋トレ等で強く擦れが生じる使い方にはおススメ出来ません。(過去に私が筋トレでメリノウールの下着に穴を開けてしまった経験があります。)また、山中での数日間の連続着用はまだ試していないので、そういった着用時の快適度はどれぐらいなのかも、テストを行い次第ご報告させて頂きます。

現時点では、日帰り登山や日常シーンでの着用で試していますが、履き心地はバッチリです。patagoniaやTHE NORTH FACE、HOUDINIにARC’TERYX、ICEBREAKERやTeton Bros.等、様々なメーカーの下着を試してきましたが、アウトドアメーカー各社に引けを取らないアイテムと言えます。気になる方は、是非店頭で触れてみて下さい。生地のツルツル具合に驚きますよ。

本日の投稿は松下がお届けいたしました。

 

 

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