色々な遊びを楽しんている方におススメ! THE NORTH FACE FACTOR 18 & 28

当ブログをご覧頂いております皆様は、きっとアウトドア遊び好きな方ばかりと思います。そんな皆様に質問です。どんな遊びを楽しまれてますか?

アウトドア遊びと一言で表現しても、そのジャンルは多岐にわたります。

ちなみに私は、登山、ハイキング、ハンモック遊び、スキー、トレラン、ファストパッキング、魚釣り、クライミング、沢歩き、シノギング、古道歩き…と四季を通じて色々な遊びを楽しんでいます。

しかし、ここで問題になってくるのが遊びの数だけ道具が必要になってくるということ。

 

スキーはスキー板が無いと出来ないですし、雪山と夏山ではウェアの種類が全然違います。

 

季節、山域、遊びのスタイルによって必要な道具がどんどん増えてしまうんです。そうなってくると、道具を買いそろえるお金も必要になってきますし、何よりお家での保管場所にも困ってしまう。

故に、色々な外遊びを楽しもうとすると一つの道具でどれだけ遊びの幅を持たせる事が出来るかが大切になってくるんです。

今回ご紹介させて頂く、ノースフェイスの新作バックパックは私のように色々な遊びを楽しまれている方におススメのアイテムです!

 

THE NORTH FACE FACTOR 18 & 28

夏山からスノーハイクまで、シーズンを通して遊べるよう開発されたバックパックがFACTORシリーズ。18リットルは低山日帰りで、28リットルはデイハイクから小屋、テント泊で使い勝手がいいので、アウトドア業界ではコンペティターが非常に多い激戦区とも呼べるパック容量です。FACTOR自体、手に取ると軽く感じるのですが、重量は18ℓで約445g、28ℓで約500gと他メーカーの超軽量パック(25~30ℓで300~400g代)と比べるとズバ抜けているわけでもないんです。

展示会で見た時は、「なぜノースフェイスが、このジャンルで新作を出したのだろう?」と、とても不思議でした。

しかし、このFACTORには外遊び好きの心を鷲掴みにする魅力が詰まっているんです。

 

メイン素材に一癖アリ

メイン素材として使われている生地は巷で流行りのUltraシリーズではなく、70Dモノフィラメントリップストップナイロン。この「モノフィラメント」という言葉は、相当なアウトドアマニアなら耳にしたことがあるかもしれません。少し前からテントのインナー素材として使われているアレです。世の中でよく使われている糸というものは、沢山の細い繊維を撚り合わせて1本の糸の形にしています。しかし、モノフィラメントは1本の繊維から出来ている構造なのです。例えるならば、釣り糸やテニスやバドミントンのガット、もっと身近な物ですと歯ブラシのブラシ部分もモノフィラメントが使われている事が多くあります。

 


※㈱星野商店様のHPより抜粋

こちらの写真をご覧頂くと分かりやすく、細い繊維が何本も束になって撚ってあるマルチフィラメントと一本だけのモノフィラメントは見た目からして大きく異なります。この一本物のモノフィラメントを使って作られた生地がファクターのメイン素材に使用されているのです。そして、ノースフェイスの凄いトコロがこの生地自体も自分達で開発した完全オリジナル素材であるというところ。市場に存在する素材では満足できず、一から開発してしまう探求心には脱帽でございます。

 

モノフィラメントの利点とは?

ここで気になるのが、このモノフィラメント生地を使用するにあたって、どの様なメリットがあるのかというところ。一般的に撚って作られる糸は繊維の間に非常に微細な隙間が空きます。それにより毛細管現象で水分を吸い上げる事も可能で、化学繊維のベースレイヤーはこの構造と現象を活用して吸汗速乾性を高めています。しかし、バックパックとなるとこの機能がマイナスに働いてしまう事も。そうです、雨や汗等の水分を生地が吸ってしまいパック自体の重量が増してしまうのです。

そこで、ファクターはパック自体が保水しないようにメインファブリックにモノフィラメントを使用した生地を採用し、水分保持によるパックの重量増加を防ぎにかかっています。また、保水しにくいが故に水にザブンと使ってもパックから水が抜けやすいのでパックラフトやカヌー等の水辺のアクティビティーのお供としても活躍してくれます。

 

モノフィラメント生地の特徴として生地にコシと張りがでるというのもあります。ファクター28はロールトップ型なのですが、写真のように上部がしっかりと立つ程、生地に張りがあるのでパッキングの際に中の視認性が非常に高いんです。また耐久性も高く、耐摩耗性に関しては撚っている糸よりも優れた強度を発揮します。また、生地自体が保水しにくいのでウレタンコーティング等はおこなっておらず、結果的に製品寿命も永くなっています。

 

ポケット生地にも拘りが

ユニークなのはメインファブリックだけでは無く、フロントポケットとサイドのボトルポケットにも作り手の拘りが詰まっています。小型~中型のパックではメッシュ系のポケットが使われている事が多いのですが、ファクターは敢えてメッシュでは無く、写真のような黒い生地を使用しています。この生地にも実は秘密があり、ストレッチナイロンにスペクトラをリップストップで入れているんです。スペクトラと言えば、鉄の約15倍の強度を持ち水に浮くほど軽量なポリエチレン繊維。なぜ、そんな強度のある繊維をポケット生地に入れているのか。

 

一つは、ストレッチナイロンの生地の伸びすぎを防ぐ為。リップストップとして使用されているスペクトラ自体は伸縮性があまり無い為、ポケット生地の伸びすぎを防いでくれると共に、沢山の荷物を詰め込んだ時に生地が裂けるのをしっかりと防いでくれます。

 

そして、スペクトラを使用しているもう一つの理由がこちら。ファクターシリーズはサイドコンプレッションのベルトがパック外部をグルリと包み込むように付けられます。これにより、荷物を外付け出来るので、軽量なスノーシュー等を取り付ける想定もされているんです。もしもメッシュポケットでスノーシューを取り付けたら、スノーシューの歯に生地が負けて破れてしまう可能性が大いにあります。故に色々な物を取り付けても耐えられるようスペクトラを配した生地を採用しているのです。

 

サイドコンプレッションの重要性


FACTOR18

こちらはファクター18の写真。28同様に外部をグルっと回せるサイドコンプレッションコードが上下に配されています。これ、実は凄い事なんです。なぜなら20リットル以下のパックで同様のモノは殆どありません。サイドコンプレッションコードがあっても上段のみで、下段も付いていてなおか外部をグルっと回せるようになっているのはBC用のモデルぐらいなんです。そしてBC用となるとスノーボードやしっかりとしたスノーシューを取り付けられるようガッチリめの作りをしているのでパックの自重も必然的に重くなります。そこを500g以下の重量で実現していきているのが、遊び幅を意図してきた作りこみなんです。

 

私が使うなら、こんな感じで釣竿を固定してサクッとテンカラ釣りしに行く時に使ったり…

 

冬シーズンならBCクロカンの板も取り付けられるので、鈴鹿山脈の様な歩きアプローチで雪の上を目指す時にも使い勝手が良いんです。

 

山菜取りやキノコ狩りでの収穫物を外付けする時にもコンプレッションコードは活躍します。予想外の大収穫の時にはパックの中に入りきらなくなったりもするので、現地調達したモノを持って帰る際にも活躍してくれる機能です。

左右上下含めてたった4本のコードですが、これがあるか無いかで使える遊び幅が大きく変わるんです。このあたりは、開発者が如何に外遊びを楽しんでいるかをうかがい知れます。

 

 

快適性も重視


FACTOR28

使える遊び幅があっても、実際の使い心地が良くなければいつの間にか使わないパックになってしまいます。まず気になるのは背負い心地。特にファクターのようなワンサイズ展開のモデルは体格によって背面の相性が出てしまうもの。

 

そこを解決すべく、ノースフェイスは過去に作った様々なパックの背面を基に新しい背面デザインを考案。特にファクターは通勤ラン等で人気のランニングパックONEMILEをベースに一から開発し直しています。

 

背面生地部分には3D形状のメッシュ素材を使用しており、通常のメッシュ素材よりも物理的に通気性が増す構造となっています。

 


FACTOR28

取り外し可能な背面パッドはマットとしても使用可能で足元にパック本体を敷いてあげればミニマルスタイルのテント泊時に活躍します。

 

このパッドにも拘りが詰まっており、固さと形状が異なる2層構造となっています。凹凸がついた側が背中側で柔らかめの素材になっており、平面状の方が荷物側で固めの素材になっています。これにより荷物のでこぼこ感を背中に伝えにくくしつつも、身体を屈曲した際の動きに追従し、空気の通り道が出来る構造になっているのです。

 

チェストストラップやロールトップを止めるバックルはマグネット式を採用。走っている方ならご存知かもしれませんがノースフェイスの人気トレランパックFUMEシリーズに採用されているタイプです。このタイプは手袋をしていても非常に操作性が高いので、寒い時期のアクティビティーでは煩わしさが無くてめっちゃ便利なんです。

 

そして、取り外し可能なウエストベルトもモノフィラメントが使用されており、汗が溜まりやすいウェスト回りの快適度を少しでも上げようとしている意図を感じます。

 

取り外しは非常に簡単で、本体と強力なマジックテープで連結されているだけなので慣れれば十数秒で外せます。この外したベルトも意外と役にたちそうで…

 

外付け荷物を固定する際の予備ベルトとして使ったり….

 

ケガをしてしまった時には止血帯としても活用出来ます。シンプルなベルト状パーツはアイディア次第で色々使えるので、結構便利なんです。

 

また、背負った際に頭の後ろに来る位置にポケットが配されており、ファスナーコードが大きく形取られているので、これもグローブ装着時の操作性GOOD。

 

ヘッドランプや行動食等、一時的に出し入れしたいモノを入れておくのに非常に便利。特にバッテリー系のギア等はそれなりに重量が嵩む物もあるので、頭の後ろ側に入れておくと揺れを感じにくくて調子良いんです。

 

気になった方もいらっしゃるかもしれませんが、フロントパックは上部からの出し入れではありません。上部の左右からのアプローチになっており、この構造により長めのモノを入れてポケットからちょっとはみだしたりしても、左右にグラグラ動くのを防げます。また、ドローコード等を付ける必要が無いのでパーツ数と工数を減らす効果もあるんです。

 

非常に長くなってしまいましたが、冒頭にも綴らせて頂いた通りFACTORの魅力は冒頭に夏山からスノーハイクまでこなせる遊びの幅です。超軽量系パックほど軽く無く、BCパックの様なガッチリ感も無い。一言で言えば中途半端。しかし、この中途半端にモノフィラメントやスペクトラストレッチナイロンという素材やサイドコンプレッションコード、新しい背面構造等々…様々な要素が組み合わさる事で多用途に使えるパックへと変わるのです。

何か一つの外遊びを追及するのも大切ですが、私は色々な外遊びを楽しむ事をおススメしています。トレランをやっていると登山が楽に感じますし、クライミングを経験していると登山中の岩場でのリスクを下げる事が出来る。遊びと遊びは相互に影響を及ぼしていて、色々なシーンでその経験が生きるから。

このFACTORを目にしたとき、その多用途性から自分の外遊びへの哲学と通じるモノを感じました。四季を通じて外遊びを楽しむ時に、その多くで活躍してくれるパックあれば不用意に道具を増やす必要も無いですし、使用シーンが増えればそれだけ道具への愛着も強くなります。もしも、小型パックの導入や買い替えをご検討されていれば、是非FACTORもチェックしてくみてください。

 

ちなみにですが、当店moderateは軽量系パックの品揃えには自身があります。

店頭にお越し頂ければ、実際に手に取って頂けるのは勿論、実際に担ぐ想定の装備一式を持参頂ければ、店頭の製品にバッキングしてお試し頂くことも可能です。

 

私達が実店舗を運営しているのは、実際にお客様に製品を試して体験頂く場を重要視しているからでもある為、よりリアルな使用感を店頭で知って頂く為にもパックご購入に際は是非、装備一式ご持参ください。

本日のブログは松下がお届けさせて頂きました。

 

 

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