古典的だけどある意味最新のレイヤリングアイテム「腹巻き」について

朝必ずシャワーを浴びるようになってから随分と経つが、確か1年ほど前からシャワーを浴びてお風呂場から出る前に、必ず水シャワーを浴びるようにしている。

もともとは、とある方が「水シャワーに慣れれば、殆どの環境でシャワーに困らなくなる。」と言う一言を目にし、単純に「ナルホドね!」ってとなり真似をしだした事が切っ掛けだった。

夏場の水シャワーなんかは、何も屈する事無く快適に水を浴びることが出来るが、流石に冬となると苦行でしかない。時折、「温水シャワーの最後に水を浴びるのか・・・」と、シャワータイムの終わりに下を向きたくなる時もある。ただ、ここ最近その水シャワーが健康やメンタル面でメリットがあると聞いたので、ググってみたら確かにそのような情報があるではないか!(■)(■)

リンク先に書いてあるような効果を、個人的に実感出来ているかと問われれば、100%の気持ちで首を縦に振ることは事は出来ないけど、今思い返せば思い当たる節や状況もある。

もちろん、全ての人にお勧め出来る方法ではありませんが、もし興味があれば、先ずは1週間試して頂ければと思います。


古典的だけどある意味最新のレイヤリングアイテム「腹巻き」について

水シャワーを浴びることは出来るけど、お腹の冷えに悩まされる事が多い僕にとって、「ハラマキ」というのは本当に無くてはならない存在。

個人的には、真夏を除いてハラマキにお世話になる事が非常に多い。

今では、僕とハラマキは切っても切れない関係にまでになっているのに、その昔、ハラマキの重要性に全く気付いていなかった。

そもそも自分の身体に異変が起きる事に対して、その原因を考える習慣などなかった人間だったが、走る事を初めた事を切っ掛けに、身体のコンディショニングを意識するようになった。それは姿勢であったり、摂取する食べ物が与える身体への影響だったり。その流れの中で、お腹が緩くなる原因を考えるようになった。

ある時、ベースレイヤー1枚で走れる快適な陽気なのに、何故か途中でお腹がゴロゴロしだしたと思ったら、便意がもよおしてきてトイレに困った事が多く続いた時期があった。変なモノを食べた記憶もなければ、牛乳や冷たい水をカブカブ飲んでもいないのに・・・。何故こんな緩むのだろか。

あのお腹のゴロゴロの症状が原因はなんなのかと、自分の身体を気にしながら生活をするようになり、ようやくお腹の冷えがゴロゴロのトリガーなのではという考えに辿り着いた。

「お腹の冷えからのゴロゴロ。」

これを仮説を確証させる為に、お腹の冷え対策として、試しにかっこ悪いのは承知でベースレイヤーの裾をパンツにインして走ってみると、ゴロゴロが来ないではないか!

ここで初めて、自分の身体がお腹の冷えに弱い事を知り、そこから腹冷え対策を考える日々が続いた結果、結局のところ、古典的だけどハラマキが一番有効的だという事となり、ハラマキ生活が始まった。

僕にとってのハラマキは「お腹の冷え対策」なんだけど、実際にハラマキを使って生活用するようになってから、ハラマキが持つレイヤリングに対してのポテンシャルの高さに気がつくようになった。

要するに、人は三首(ミクビ)を冷やすと身体が冷えると同じように、身体の中でも体幹に近い場所を温度調整をする事で「快適度」に違いが出てくる事を知った。そして、その部位を最もシンプルに調節出来るのが「ハラマキ」であると思っている。

僕の中で「ハラマキ」は、傘と同じように、おそらく世の中に誕生した時点で、ある意味完成形なのではと思っている。言い換えるのならば、古典的なアイテムだけど、最新鋭的なアイテムとも言える。昔から然程かわらず、古臭い姿カタチしているのに、現代でメチャクチャ頼れるイカしたハラマキ。もう、こうなってくるとハラマキは愛着でしかない。

今回のBLOGのでは個人的にお勧めハラマキを2つご紹介させて頂きます。

ハラマキを溺愛する人は僕以外にも沢山いると思うので、ハラマキラバーの人から、ハラマキに興味がある人は、是非、チェックして頂ければと思います。


ウールのロングハラマキ ACLIMA TT WARMER(→■)

これ、お店にディスプレイしていると多くの方がネックウォーマーと間違えてしまいますがハラマキです。

先ずは、ハラマキなのに明るめのカラーを中心に4色展開という攻めたカラーバリエーション。

北欧ノルウェー生まれのウールブランドACLIMAより、日本別注の数量限定で発売されているアイテム。

一番の特徴は、ACLIMAの冬のメイン素材でもあるWARMWOOLの生地を採用している点。薄くても温かく、包まれるような肌触りがあり、ウールのベースレイヤーとの相性はバツグン。もちろん、ウールのベースレイヤーに限らず、化繊ベースレイヤーの上からでも着用して頂けますし、ウールの特徴の1つでもある調湿効果は、化繊ベースレイヤーの上からでも十分に体感して頂けます。


(※撮影は化繊ベースレイヤーの上に着用)

そして、もう一つの特徴がハラマキなのに48cmという非常に長さがある点ではないでしょうか。


(179cmの僕が着用してこの長さ!)

当初、ここまで長いハラマキは実際どうなんだろうと思いましたが、着用してみると、この胸の下から股間近くまで覆ってくれるの長さが新感覚で安心感が生まれます。また、寒さに応じてハラマキを折り返すことで、ハラマキの保温力を調整する事が可能。

ただたんに、ウールの長いハラマキというシンプルまでに古典的な作りだけど、これが実にイイ!

身体に沿うピッタリとしたフィット感となっており、緩めフィットのハラマキが苦手の方にとって、かなりお勧めアイテム!


近代的なハラマキ AXESQUIN クイックハラマキ high loft (→■)

アイテム名にあるように、サイドジッパーを使ってクイックに脱着が出来るアクシーズクインらしいハラマキ。

肌面にはPOLARTEC HIGH LOFTフリースを使用した温かさが際立つアイテムは、そのフリースだけの面と、そのフリースを肌面側に用いて外側には極薄のソフトシェルのような素材が配した、2面を持ち合わせており、状況に応じてそれらを背中側と腰側で変えることにより、細かな温度調整をする事も可能な、気の利いたアイテム!


(極薄ソフトシェル側面)


(ハイロフト・フリースだけの面)

また、極薄ソフトシェルの部分にはジッパーポケットがあり、手を直接温めたりカイロ等をいれて、更に温かをアップする事も可能。

コチラのアイテムは、先にご紹介したACLIMのTT WARMER に比べて、少し緩めのフィットとなっています。


最後に。

イメージとして、ACLIMのTT WARMERは、よりベースレイヤーの近い位置で着用して頂けるアイテムに対して、クイックハラマキ high loftは、その特性上からミドラーの上から着用する事も可能なアイテムとしてイメージして頂ければと思います。

ハラマキは、お腹の保温だけではなく腰の冷え対策にもなりますので、腰の冷えにお悩みの方にお勧めとなっています!

兎に角、まだ、ハラマキをレイヤリングアイテムの1つとして使われた事がない方は「冷え予防対策」だけではなく、細かな温度調整が出来るレイヤリングアイテムとして、是非、一度お使い頂き「ハラマキラバー」の世界へお越し頂ければと思います。

投稿者:飯田

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