大海原を泳ぎまくるイメージの魚たちも、昨日は整地された養殖場（ゲレンデ）内で、大きなターンを刻み泳ぎまくる。
パウダーでもない岐阜のゲレンデに、大きな魚が２匹ともっと大きな魚が一匹。
それは、見慣れない方には異様な光景にうつるかもしれないが、
程よい斜度と広いバーンに放たれた魚は非常に生き生きと泳ぐ。
何も、パウダーで乗るだけがgentemstick（TTSS/ THE SNOWSURF）ではない。あらためて、そう思った一日だった。
展示会疲れで完全オフにしようと思っていた昨日の定休日。
古くからの顧客様のKさんに、「水曜日休みだから滑りに行こう！」とお店にまで来ていただいてお誘いをうけ、
一気にテンションが上がる。
しかも、なかなか一緒に滑る機会のなかった、これまた古くからの顧客様のＹさんとご一緒との事。
Ｋさん・Ｙさんと一緒となれば、流石に普通のディレクショナルボードでは申し訳ないと、私が勝手に「社用車」と言っている社長のスピードマスターを、これまた勝手にお借りして（BLOG報告でスミマセン！）ゲレンデに向かうものの、な！なんと、ＫさまがSUPER FISHを貸してくれるとの事で、そのお気持ちに甘えてSUPER FISHをお借りする事に！
試乗会でもなかなか乗る機会がなかったSUPER FISH。
実に、ROCKET FISH以来のこの手のボードに乗るわけで、ノーズのテーパード具合からターンインの気持ちよさを想像をしていましたが、その想像をはるかに上回る乗り味！
テーパードによって生まれる気持ちの良いターンインの後は、極太なワイズが安定感を生み出しボードを何処まででも起てられるので、非常に強い粘りが生まれ、簡単に深いロングターンが楽しめる。
勿論、ワイズがあるので、お世辞にもクイックなショートターンは苦手だが、あのノシノシした感じは、不器用なじゃじゃ馬を飼いならしているようで非常に面白い。
見た目も非常に面白いボードだが、それ以上に乗り味はもっと最高。
目の前を泳ぐ、KさまとＹさまのBIG FISH OUTLINE COREとBIG FISHの姿がメチャクチャかっこよく、久々に、リフト一本目から真面目にボードを踏んでターンを刻んだおかげで、14時頃には既に足がツル程に。。。
慣れないボードで、深いターンを刻む二人を、GOPROで追い撮りなんかしていたら、Ｋさんとまさかの大クラッシュ！
（ホント、すみませんでした）
幸いにも、体もボードも無傷で、唯一折れたのは安いGOPRO用に買ったコンパクトサイズの一脚のみ！
その後も、更にコンパクトになった一脚で追い撮りをしながら、ゲレンデクルージングを楽しむ。
そんな昨日の様子を簡単に動画にしてみました。
これ程までにパウダーに特化したボードでありながら、ここまでフリーランが楽しめる。
勿論、これは今回のシリーズに限らず殆どのシリーズで言える大事なこと。
どうも、ゲンテンとかは、「パウダーボード」ってイメージが強すぎて、「パウダーの日だけ用」と偏った受け捉え方をしているが多いかもしれませんが、単にフリーランを楽しむボードとして考える事が一番シンプルな考え方で、それが整地されているかパウダーかの違いだけ。
あとは、何処でフリーランを楽しむのに得意とされているか、どんなスタイルで滑りたいかを想像して頂ければ、gentemなんかも、非常に広いシーンで楽しめるボードとして見えてきます。
さて、そんなgentemが作り出す別ラインのブランド、THE SNOW SURFより、
全国30本限定のSPOONFISH GAKU modelが入荷しました。（→■）
これまた独特の空気をかもしだすSPOONFISH 。固定されたスタンス幅で、この短いボードを楽しむ。
長いボードのようにスピードをガンガン出すボードというよりかは、小回りのスナップ感を楽しみながらメローに滑る。
独特のトップシートはどことなく品があり、gentemstickとはまた違った雰囲気があります。
国内工場で作る、いわば工芸品クラスのgentemsitckに比べて、海外クォリティーのTHE SNOW SURFは新たなスノーボードスタイルを始めたい方には、第一歩としては非常に良いシリーズだと思います。
人口的につくられたパークで遊ぶのも面白いですが、久々にボードに乗って滑る楽しみを味わってみては如何でしょうか！
＝ バックカントリーツアー ＝
参加人数に若干空きがございますので、ご希望の方はご連絡下さい。
いつも、店頭でお会いする機会が少ない、遠方の方の参加もお待ちしております。