patagoniaのベースレイヤーに新たに加わった Ridge Flow Shirt

■涼しく、肌触りの良いベースレイヤーが活躍する季節

当店moderateのある三重県四日市市は、少しづつ気温が上がり、湿度も高い日が続いています。ショートスリーブのベースレイヤーでランニングや登山をしていても、汗ばむ季節になりました。この調子なら梅雨が明けると、一気に夏の暑さがやってくるのがイメージできるのではないでしょうか。

そこで早くもお探しの方が増えているのが、汗をかいても不快感の少ない、薄手の速乾性の高いベースレイヤーです。その中で人気が高いのがpatagoniaのベースレイヤーで、いくつかあるモデルの内、どれか一つは試されたことのある方も多いのではないでしょうか。

そんなファンの多いpatagoniaのベースレイヤーの中から、新作Ridge Flow Shirtをご紹介します。肌触りの良さ、速乾、通気性に優れている上に、見た目にも爽やかなモデルになっています

■Ridge Flow Shirtの特徴

●ジャカード織りの生地

生地にジャガード織りが使われているのがこのモデルの特徴です。ジャカード織り、と聞いてパッとイメージの浮かぶ方も見えるかもしれませんが、ここでひとまずご説明をさせていただきます。

ジャガード織りの生地はスカートやカーテンに使われることが多く、レース生地などのように糸の織り方によって模様が描き出されています。糸や生地そのものの構造で模様が生み出されているため、生地が立体的になるのが特徴です。また、織り方によって生地に薄い部分が生まれるため、同じ厚みの平織りの生地よりも通気性が高くなります。

織りあがった生地に、後から模様やデザインを印刷するプリントの場合、鮮やかなカラーや複雑なデザインを印刷できたり、かかるコストを抑えることができます。

一方で、ジャガード織りのように生地そのものに模様を持たせる場合は、生地を織る際の手間やコストがかかりますが、色あせや色落ちの心配がなく、耐久性が高くなります。

また、ジャガード織りの特徴として挙げられるのは、生地に厚い部分と薄い部分の凹凸を作ることで、通気性が高くなっている点です。また、生地の肌との間に隙間ができるため、通気性だけでなく肌離れの良さも得ています。

メッシュ生地のように薄くなっている部分と、通常の生地の部分が組み合わさっているため、ザックとのスレや、腕を振った際の摩擦、洗濯などによって生地の風合いが損なわれにくいのもジャガード織りのメリットになります。

●袖はラグランスリーブ

肩がラグランスリーブになっていることも特徴として挙げられます。生地同士を縫い合わせた縫い目が、肩の一番高い部分にできないため、ザックとの擦れを防ぎます。

ラグランスリーブなら、腕を大きく振っても肩の突っ張りを感じることが少なくなります。また、手を大きく挙げるような動きをしても、つられて裾が上がってくることもないため、ちょっとしたストレスを感じることもありません。

●リサイクル素材を100%使用

今シーズンのpatagoniaは、定番のモデルであるバギーズの生地を、リサイクル素材100%のものに変えてきたりと、これまで以上に製品に使用する生地に対してリサイクル素材のものを広げています。

このRidge Flow Shirtも100%リサイクルポリエステルを使用しているモデルになります。

近年のアウトドア業界では、リサイクル素材のウェアのラインナップが増えてきているため、もはやリサイクル素材を使用することが一般的になっています。その他にもリサイクル素材のアイテムをご覧頂くことが出来ますので、もし興味のある方がいらっしゃればご案内させていただきます。

■爽やかな見た目で、ラン、ハイク問わず


(165cm、55kg、XSサイズを着用

ジャガード織りの模様なら、遠目に見た際には必要以上に主張しない為、ベースレイヤーは無地のものをついつい選んでしまう方も選びやすいのではないでしょうか。

ジャストサイズを着用すれば、汗をしっかり吸ってくれ、しっかり体の動きに付いてくる印象です。ランニングで、ベースレイヤーのバタつきが気になる方はこのサイズ感がおすすめです。

patagoniaの他のベースレイヤーを試された方ならイメージしやすいかも知れませんが、通気性と肌触りをどちらも損なっていない良い所取りのモデルで、その着心地が病みつきになりそうです。


(165cm、55kg、Sサイズを着用

ランニングと違って、そこまでバタつきを気にしないような、登山の際のベースレイヤーや普段着としてお選びいただく場合は、ワンサイズ上を選んでいただくのもアリだと思います。生地の持つ通気性が生かされ、汗を掻いた際の肌離れも良くなります。

最後に、生地が薄く通気性が高いモデルをお探しの方も気にされることが多い、生地の透け感についてお伝えします。

生地の薄さ、通気性の高さの割に、透けにくい印象を受けます。ジャガード織りの模様が付いているのも、肌や体の形が目立ちにくくなっている理由のひとつかもしれませんね。

生地の機能や、動きやすさも非常に大切な要素ですが、必要以上に見た目を気にしていてはアクティビティを楽しめません。見た目にも爽やかなジャガード織りのこのモデルを、これからの季節のアクティビティを満喫する為に選んでいただければと思います。

本日のブログは井戸田がお届けしました。

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