使い勝手の良い短めナイフ。

ナイフと言っても大きい物から小さい物まで様々なタイプがあります。その中でも個人的に使い勝手が良いと思っているのが刃が短めのタイプ。バトニングで薪を割ったりするなら刃の長いタイプの方が使いやすいかもしれませんが、削ったり手元で作業する時には短いタイプも使いやすいんです。本日のブログでは刃長短めのナイフをご紹介させて頂きます。

 

 

Morakniv|エルドリス ネックナイフキット

刃長約59mm、全長約143mmの小ぶりでカワイイ見た目のナイフ。ずんぐりとした持ち手と刃の形状は一見子供向きのナイフかと思ってしまいますが、大人でもしっかり使える物となっています。

 

 

刃はスウェーデン製のステンレススチール(12C27)を使用し、工場内での熱処理により最高の品質に仕上げられています。

 

 

手に持った時は、刃が短くて使いにくいのでは…と感じてしまうのですが意外とこの長さが良いんです。特に削る作業の操作性が高く、渓流魚の様な小さな魚であれば捌く事も出来ます。

 

 

シース(ナイフを収納するケース)にはコードが付属しているので、首から下げて持ち運ぶことが出来ます。うっかり無くしてしまう心配もありませんし、使いたい時にサッと使用出来る。それがネックナイフの良いトコロ。ファイヤーストライカーも付属しているので、ナイフの背で削れば火起こしも楽しめます。

 

 

Morakniv|プロ ロバスト×ポケットボーイ170

こちらもモーラナイフのアイテムなのですが、シルキーのノコギリ(ポケットボーイ)とのセットとなっています。写真は私が実際に使用しているモノなので汚れや使用感がありますので、ご容赦願います。

 

 

セットのナイフはプロロバストというモデルで、アウトドアから作業まで幅広いシーンで使えるマルチなナイフ。カーボンスチールの刃は長さ約91mmとなっており、持ち手はラバー製。

 

 

実用性重視のナイフなので装飾等は施されていませんが、コスパが非常に良いのも魅力。手に持った時の刃長が程よいのと、持ち手の長さもしっかりあるので、硬い木を削ったりする力が必要な作業性も高い一本です。

 

 

JOKER|アビスパ ウォールナット ブッシュクラフトナイフ

カンジグラインドの小さなブッシュクラフトナイフ。刃長は約80 mmでブレード鋼材はモーラナイフでも使用されているスウェーデンのステンレス鋼(Sandvik 14C28N)が使われています。ハンドルは小ぶりながらもウォールナットが使用されており、使い込む程に味が出ます。

 

 

「ブッシュクラフトナイフ」という名が付いてあるだけあって小ぶりながらもフルタングの作り。この長さでバトニングするかと問われると微妙ではありますが、叩けるナイフでこのサイズ感も中々珍しいのではないでしょうか。

 

 

専用のレザーシースも落ち着いたブラウンカラーでウォールナットとの相性バッチリ。

 

 

握った際に親指を当てるナイフの背側に滑り止めの凹凸が設ける事でより細かい操作性を高めています。メインのナイフのサブとして携帯するのにおススメなタイプ。

 

 

ONTARIO|RAT-3 

タフな使用にも耐えられるよう頑強な作りなっているRAT-3。約80mmの長さの刃にはブラックコートされたカーボンスチールを使用。錆が発生しやすいカーボンスチールへコート加工を施す事で、錆止め効果を出しています。ハンドルはキャンバスマイカルタでサンドしたシンプルな構造。シンプルが故に故障が少なく、扱いやすいナイフです。

 

 

ナイロンシースが付属しており、ミリタリー感溢れるデザイン。実際に米軍へナイフを卸ているメーカーでもあるので、実用性と耐久性はお墨付きです。

 

 

刃の長さは先にご紹介させて頂いたモーラナイフのロバストに近く、汎用性が高いタイプ。当店の若手スタッフも愛用しており、雑に扱えるトコロが好みとの事。刃が非常に見やすく、研ぐ際の視認性も高いので研ぎ直しで失敗しにくいナイフと言えます。

 

 

BENCHMADE|ハント スティープ・カントリー /ブラックハンドル

ナイフの高級メーカー、ベンチメイドのハンティングラインから登場しているナイフ。刃長89 mmの刃に使用されているのは、ナイフ専用に開発された金属「CPM-S30V」が使用されています。耐摩耗性、耐腐食性、靱性が高次元でバランスの取れた粉末鋼で、刃の形状をオーソドックスで使いやすいものにする事で使用シーンを幅広く設定しています。

 

 

シースに使用されているカイデックスは、軽くて丈夫。航空機に使用される事もある素材で、汚れを落とすのも簡単なため、ハンターやダイバーにも広く愛用されています。

 

 

サントプレーン樹脂製のハンドルは魚のぬめりや、血が付いても水洗いが容易で使用中から使用後までストレス無く使えます。勿論、フルタングなのでバトニングも可能。ナイフに求める要求レベルが高い方に是非使って頂きたい一本です。

 

ナイフを選ぶ時に、バトニングの事を考えて刃長が長い物を選んで頂いても良いのですが、もしも鉈や手斧を既にお持ちであるのなら、今回ご紹介させて頂いた短めのナイフがおススメです。こればっかりは、実際に使ってみないと分からないトコロですが、手元での操作性の高さは抜群ですよ。ナイフ選びに困ったら、是非店頭でお声かけ下さい。相談に乗らせて頂きます。

 

本日のブログは久しぶりに炎天下の中を走ってリフレッシュした松下がお届け致しました。
コンビニエイドに救われました。

 

先頭に戻る