走る為の冬支度 「ランニングパンツ編 2/2」

シリーズ第3弾となります。「走る為の冬支度ランニングパンツ編 2/2」の本ブログ。様々なブランドから冬向けのランニングパンツが登場しているのですが、お勧めのアイテムが多すぎてパンツだけでも2回に分けさせて頂いております。中でもラインナップが最も多いのがTHE NORTH FACE。ダウンジャケットやマウンテンパーカー等、街中で見かける事も多い人気ブランドですが、その人気の理由は実用的な機能性があるからこそ。今回はそんなノースフェイスの冬向けランニングパンツを数型ご紹介させて頂きます。

 

THE NORTH FACE  White Light Tight


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:S  Color:Kを着用】

冬季の寒冷な環境での使用に対応する為、防風性と通気性を兼ね備えたランニング用タイツ。ピッタリフィットですが、股間まわりは少しゆとりがとられており、気になる部分のシルエットが目立ちにくくなっています。

 

 

パンツ上部(膝より上)にはPERTEX QUANTUMが使用されており、軽量ながらも耐風性に優れています。

 

 

そして、膝下部分に関してはストレッチ性に優れたジャージー素材を採用。裾にむかって細くテーパードしているので足さばきの良いタイトシルエット。

 

 

肌面は微細な起毛加工が施されているので、保温力があります。膝より上は耐風性をもたせ、膝下は通気する。イメージで言うとタイツの上にハーフパンツを重ね履きしている形状。その二枚を一枚に仕立てる事でより軽く、より動きやすくしたアイテムとなります。

 

極力無駄を省いた形となっている為、ポケットは腰元にジッパータイプが一つのみ。携帯電話やカギ等の小物類を収納出来ます。また腰回りはパーテックスは配されておらずジャージー生地が使われているのですが、汗処理を考えての仕様なのです。腰回りは上半身がかいた汗が流れ落ちて溜まりやすい為、防寒よりも汗処理重視の作りとなっています。

 

 

Verb Light Running Pants


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:S  Color:UNを着用】

登場から数年経っても人気が絶えない。ノースフェイスの定番ランパンツ。薄めのソフトシェル生地は優れた撥水性とストレッチ性を持っており、肌当たりも柔らか。

 

 

根強い人気の秘密は使用シーンの多さ。動きやすさは勿論の事、キレイめのシルエットでスポーティー感が強すぎないのでランニングだけでなく、登山シーンやタウンユース等、様々なシチュエーションで使用出来ます。

 

 

ポケットの配置も使用シーンに合わせて使って頂けます。左右にはハンドポケットがそれぞれ配されているので、日常履きの際にはとても便利。

 

 

ランニングの際には腰元のポケットを。中央は大き目のポケットで携帯電話が入りやすいサイズ。その左右の小さ目ポケットは行動食等を入れるのに便利です。シルエットやポケットの配置等の機能性等、バランスが取れているアイテムなのでオールマイティに使えるパンツをお探しの方にお勧めです。

 

 

 

Flight Explore Tight

昨年の冬に初登場し、あっという間に完売してしまった注目アイテム。先にご紹介させて頂いたパンツやタイツとは全く異なる構造をしているのが一番の特徴。商品名に「タイツ」とは入っているものの、身体にピタピタにフィットするタイプでは無くヒップラインが目立ちにくいシルエットとなっています。

 

 

裾にはジッパーが配されており、脱ぎ履きがしやすくなっています。真冬のシーンでは一枚で履いて走り、春先や秋口はショートパンツの上から履いてウォームアップウェアとして使用しても良いと思います。クロスカントリースキーなどのレースウェアの上から履いて頂く際にもブーツを脱ぐ必要がありません。

 

 

そして、ノースフェイスの他モデルとの違いがコチラ。裏地に自社素材の防水メンブレンが配されている事。軽量でストレッチ性に優れる3層構造のハイベント生地を用いる事で耐風性と耐水性を向上させています。

 

 

後面には4wayストレッチのドライトリコット素材を配する事で、オーバーヒートを防ぎ、優れた汗処理と運動追従性を確保しています。こういったハイブリッド形状のパンツは色々なメーカーから展開されているので、履着心地やシルエットで好みを見つけて頂ければと思います。

 

 

ポケットはウェスト回りに取り付けれています。前側がセンターに大きめのポケット一つ(②)、左右に小さめのポケット二つ(①と③)配されています。もの凄く寒い時、お腹が弱い方は②のポケットにカイロを入れてウォームアップをしてあげても良いのではないでしょうか。

 

 

そして、後ろ側。左右に小さ目ポケット二つ(④と⑤)、センターにトンネル型ポケット一つ(⑥)となっており、⑥のポケットは着ていたウィンドシェル等を突っ込んでおくのにとても便利な形状。トンネル型なので左右どちらから収納したり、引っ張りだしても良いので利き手に関係なく使いこなせます。

 

 


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:M Color:Kを着用】

防水素材を使用しているので、他モデルと比べるとシャリっと感はありますが、それによる動きにくさは全く感じません。むしろ素材感によって前側からの風や小雪を気にせず走れる安心感があります。自転車等の風を受けやすいシーンでもお使い頂きたい一着です。

 

 

Red Run Pro Long Pant 

moderateの取り扱っているランニングのパンツの中では最も保温力のあるパンツ。上部モコモコ、膝下シュっとした独特の形は暖かさを確保しながらも動きやすさを考慮したうえで形造られたもの。

 

 

ダウンジャケット等でよく見る横に走った縫製ライン。生地の中に封入されている中綿がズレてしまわないようにする為のもの。もちろん、運動時に穿くものなので水分に弱いダウンは使用していません。

 

 

中綿に使用されているのはサーモボールと言う粒上の化学繊維。水濡れに強いのは勿論の事、今季はそこにエアロゲルが練り込まれています。非常に断熱性の高いエアロゲルを合わせる事で、今まで以上の高機能素材に仕上がっているのです。

 

 

膝から下には中綿は入っておらず、通気性のある裏起毛素材が使われています。裾にむかって細く絞り込まれているので穿いた時の形にメリハリが出て意外と格好良いんです。

 

 

着心地もちゃんと考えられています。中綿が入っている部分は写真の様に裏地が配されています。

 

 

裏地は目が細かいメッシュになっているので汗ばんだ時にサラッとした肌触り。ペタペタ張り付いて不快な思いをしたり、動きにくさを感じる心配もありません。

 

 


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:S Color:Kを着用】

マイナスの気温下でのアクティビティで活躍する保温力。一昨年の北海道旭川で雪の中を走った際、どれだけ走っても体温が上がらず、このパンツを穿けば良かったと心から後悔しました。また、超低温化でのランニングの他にもスキー・スノーボード等のミッドレイヤーとして使って頂く事も出来ます。店頭では意外と普段履きでお求め頂いたり、細い裾が長靴と干渉しないから丁度良いという事で船上での魚釣り等でご利用頂いたりと使い勝手がまだまだありそうな予感。

 

 


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:S Color:MAを着用】

今季は新色も入荷していますので、気になる方は是非店頭でご試着してみて下さい。

最後に「冬用」というわけではないのですが番外編としてご紹介させて頂きます。

 

Flexible Ankle Pant

過去に何度かご紹介させて頂いている、くるぶし丈の薄手ソフトシェルパンツ。季節的には春や秋等の端境期に活躍するアイテムなのですが、実は冬のジムワークに最適なんです。

 


【モデル身長:約163cm  体重:約55kg  Size:S Color:Kを着用】

私が通っているジムも感染症対策として換気を頻繁に行っています。そうなるとハーフパンツやショーツでは肌寒く感じてしまう。かと言ってロングパンツは暑苦しい。そんな時にくるぶしが出るアンクルパンツが丁度良いんです。2wayのストレッチ生地なので汗ばんでも動きも制限されません。また、寒さに強い「暑がりさんタイプ」の方には冬用ランパンツとして気持ちよく穿いて頂けると思います。

 

寒くなると走るのが億劫になってしまう事もあります。私自身、スノースポーツを楽しんでいる身ではありますが、寒いのが苦手。だからこそ、ウェアや装備でより快適に運動出来るようにしたい。暑さに弱い方、寒さに弱い方、発汗量の多い少ない、人それぞれの特徴や困り事があると思います。ご相談頂ければフィットするアイテム探しをお手伝いさせて頂きますのでぜひぜひ。

本日のブログは松下がお届けしました。

 

 

 

 

 

 

 

先頭に戻る