Northern Playgroundというメーカーをご存知ですか?北欧のノルウェーで誕生したウェアメーカーなのですが、moderateでも取り扱いを始めています。一体どのようなメーカーなのか。百聞は一見に如かずとは言いませんが、私の拙い文章力よりも下の動画をご覧頂いたほうがお分かり頂けると思います。
広大な雪原。そこからアイテムをイメージ、制作に至るまで。ミシンの使い方を動画で勉強する辺りがガレージブランドらしさを感じさせます。今回ご紹介させて頂くのはNorthern Playgroundの中でもフラッグシップとい言っても過言では無いアイテム。
Northern Playground Ziplongs wool 3/4 ■
生地にはウール73%、ポリエステル24%、エラスタン3%を使用。手に取ってみてもウール独特のチクチクして肌触りは感じず、ポリエステルが入っている分ドライな印象を伸縮性も優れています。丈感は七分となっており、スキーやスノーボードブーツと干渉しない長さに設定。
普通に見ればウール混のタイツ。しかし、一番の注目ポイントはやっぱりここ。左右に入ったグレーとオレンジのジッパー。このジッパーにこそNorthern Playgroundの魅力が詰まっているのです。
ジッパーを開くとご覧の通り。パカっと上から下まで開きます。この作りによってシューズやブーツを履いたままでも脱着が容易に出来るという訳です。
【着用イメージ】
サイドジッパー機能に関して、是非ともその様子を撮影してご覧頂きたいところですが、さすがに私が脱ぎ着する様子は見苦しい為、メーカーサイトの動画をご覧ください。
考えてもみれば私自身、上半身はインサレーションやウィンドシェル等、細かく脱ぎ着して体温調整をするのに対して下半身はあまり重要視していませんでした。でも、Ziplongs wool 3/4ならそれが簡単に出来てしまう。ピーカンのBCでは早朝の動き出しは肌寒くても、登り出せば一気に体温が上がります。そんな時にタイツをサッと脱ぐ事が出来たらどれだけ快適でしょうか。寒いのか暖かいのか分からない春のBCには一つあると便利なアイテムと言えます。
一点、個人的に少し不便に感じてしまったのは…やはりノルウェーのブランドだけあって少々丈感が長め。(もちろん私の足が短いというのもありますが…。)写真左が普通に履いた状態。写真右がスキーブーツとの干渉を考えて少し上げた状態。コイルジッパーがある分、若干ゴワついてしまいますが動きにくさを感じる程ではありません。
ジッパー裏にはしかりと当て布が配置されているのでコイルジッパーが直接肌に触れてヒンヤリ感じたりする事は無いのでご安心下さい。雪の上だけでなく、スポーツ全般のブースターとしても使用出来る優れものです。この連休中に立山のBCだけでなく、残雪のアルプスへ行かれる方にもおススメですよ!
本日のブログは、最近辛い物にハマりつつある松下がお届けしました。
ちなみにNorthern PlaygroundのWool Tもありますよ!コチラ■