少し前の定休日。鈴鹿山脈の朝明渓谷からノンビリと山を歩きに行きました。目的地は根の平峠。ピークは一つも取らず、決して走りもせず、ただただノンビリと歩いて根の平峠を目指す。心拍数も上がらず、息も切れない。今までの自分のスタイルとは全く逆。荷物の重量も気にせず、二人分のハンモックとお昼ご飯をしっかり積んで。
根の平峠に着いたらハンモックを吊るしてノンビリと。ハンモックに座ってボーっと景色を眺めたり、落ちてる栗を拾ってみたり。なんとなくしてみたい事をして過ごす。ちなみに張る場所はその日の天気と気温、見える景色を重視して決めています。
丁度気候も安定していて暑くもなく、寒くもない。太陽の光がポカポカして目をつぶると眠ってしまいそうな陽気。「今日の気温からして、日向に張った方がベストだ!」という選択はドンピシャ。マットを敷く必要も無く、インサレーションを着込む事もなく、登ってきたそのままの恰好で快適に過ごせました。
ノンビリしていてもお腹は空くもの。本日のメインディッシュはカレーライス。小さな焚火気分で調理が出来るfirebox GEN2 Nano Stove Titanium ■でお湯を沸かしたらレトルトカレー(確かキーマカレー)をイン。後は炎を絶やさないように拾ってきた枝をポイポイっとストーブの中へ入れます。
そして、カレーを温める前に炊いておいたお米。ネイチャーストーブの火力を舐めていた私はレッドハンドルの根本を少々焦がしてしまいました。ちょっとショックでしたが、道具なんだからこういうのが味になるんだ….と自分に言い聞かせながら蒸らしているメスティン■を眺めていました。
しっかりと蒸らしたら、いざオープン。大成功です。艶やかなお米達。炊き立ての良い香りにつられて、三重県を代表するラッパーJEVA氏の「Oh!米」■を口ずさんでしまいます。焚火で炊飯をする度に感じるのが炊飯器の素晴らしさ。熱くて煙たい思いをしなくてもスイッチ一つであんなに美味しいお米が炊けるのはとてつもない幸せ。ただ、それも焚火で炊飯をしないと気付かない小さな幸せの一つです。
メスティンのご飯を少しだけ寄せて、空いたスペースにカレーを流し込めば完成!普段の山行では行動食ばかりだったお昼ご飯が、今日はカレーライス!久しぶりに贅沢なお昼ご飯。(ハンドルの根本が焦げているのは気にしないで下さい。)しかし、私のお昼ご飯を軽く凌駕したのが今回一緒に山へ行ったSさん。
まさかのハンバーグ!!しかも焼き加減バッチリで見た目も非常にジューシー。形を作った状態で冷凍して持参したそうで、お昼頃には丁度解凍されて良い具合に。あとはガスストーブで火加減を調整しながら焼くだけ。
さらに登場したのがご飯の上に敷き詰められたレタス、アボカド、トマト達。私の2色だけのカレーライスよりも色とりどりで美味しそう…。
その上にハンバーグとさらに目玉焼きを乗せて、特性ソースをたっぷりかければロコモコ丼の出来上がり!!自然の中で食べるご飯は普段よりも美味しく感じます。きっと、自然の中にいると街中にいる時よりも味覚や嗅覚といった五感が敏感になるからだと思うんです。山の中で色々とレシピを考えたら意外と面白い物が出来上がるかもしれません。
お腹一杯に食べたら、再びハンモックへ。木々の間から見える青空がとても綺麗。根の平峠までは朝明渓谷からノンビリ歩いて1時間弱。現地で4時間程ノンビリして帰ってきました。4時間でも足りないくらいで、ハンモックに揺られているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
下山途中にはあちらこちらに秋の気配が。スノーシーズンもすぐそこまで迫ってきています。秋冬にもやりたい事満載。これからの時期、虫も減るのでハンモックには最適のシーズンです!そして、そろそろハンモックを手にいれようかな~とお考えの方。今週末に朝明渓谷の三休の湯■で開催される音楽イベントNoasobiにてenoのハンモック&ツリーストラップを少しだけお得に手にして頂けます。
お酒やビールをのみながらノンビリ音楽が聴けるとても小さな規模のイベントとなっているので、お山の帰りに温泉入りがてらフラっとお立ち寄り頂ければと思います。実際にハンモック(enoプロネスト■)に乗ってお試し頂く事も出来、スチールマッチから火を起こすネイチャーストーブも体験して頂けますのでご興味のある方は是非遊びに来て下さい。私がハンモックとネイチャーストーブの魅力を熱く語らせて頂きます。
本日のブログは、腰が中々治らない松下がお届けしました。