アウトドア業界でも日進月歩で新しい技術や商品が開発されています。便利で使い勝手が良い物も魅力的ですが、クラシックなアイテムにも魅力を感じる今日この頃。武骨で野暮ったいデザイン。だけど、どこか暖かみがあって手にしたくなるアイテム。本日は、そんなアイテムをご紹介させて頂きます。
EVERNEW G.I CANTEEN ■
肩掛けのヒモが付いた、まさに「ザ・水筒」というデザイン。パッキングを考慮した細長い形、真空2層の保温保冷構造、空っぽになった時に折り畳める。そんな機能は全くありません。キスリングを背負ってパンツはニッカぼっかー、足元はトレランシューズではなく重たいどた靴。そんなスタイルにしっくりきそうな昔のままの形です。
カバーを外すと超武骨な本体が登場。薄っすらと入っている傷、サイドの溶接もガッツリ剥き出し。この感じが個人的に大好きなんです。素材はアルマイト加工が施されたアルミ。容量は1.1リットルと意外と多めなので水場のあるコースなら1本だけでも対応できてしまいます。
蓋はABS樹脂で出来ているので、蓋と本体の両方が金属製のパターンでありがちな開け閉めの時に出る嫌な擦れ音もありません。蓋と本体はチェーンで繋がっているので蓋だけ行方不明になってしまう心配も無し。
そして、ゴツイ見た目の割に意外と軽いんです。本体重量は約177g、専用のケースを付けた状態でも約246gとなっており携帯するのに不便を感じる重量ではありません。手に取ってみると、見た目と重量感の差に「お!?」となりますよ。さらに、クラシックなこの形状。一目見た時にあのバックパックに合うんじゃないかと思って試してみました。
先日、一部のカラーが再入荷したばかりのRawLowMountainworksのBambi■です。大きめのサイドポケットにはG.I CANTEEN■がスッポリと納まります。このフィット感もさることながら、RawLowのアイテムの雰囲気にも合うんです。
少しクラシックな雰囲気を醸し出しながら、のんびりと山を歩くスタイル。目的地を決めて時間内にせかせか行動するのではなく、景色を楽しみながら気の向くままにゆっくり歩きたい。そんなスタイルにピッタリのアイテム。
カラーは他にもブルーとレッドの3色展開。この野暮ったいパッケージも個人的にツボ。ゆっくり、のんびり歩いていると山の中に隠れた小さな季節の変化を見つけれます。秋色を見つけたら腰を下ろして一休み。G.I CANTEEN■から水を出してコーヒーを淹れましょう。ほっと一息ついて心を充電したら、明日から元気一杯で過ごせます。
本日のブログは、明日はのんびりハンモックタイムを過ごす為に山へ行く松下がお届けしました。