Ultimate Directionのランパックがアップデートされて登場です!
Ultimate Direction Ultra Vest 4.0 ■
主要収納容量は3.72L、サブ収納容量は6.6L、合計10.32Lの容量となっているUltra Vest 4.0。この容量を少ないと取るか、多いと取るかは使用するシチュエーションによってかなり変わってしまいます。レースシーンで使用する場合にはレギュレーションがあるロング向け。日常のトレイルランで使用する場合には、やや荷物が増えてしまうシーンにお勧め。例えば、標高域の高いアルプス級の山を走ったり、県外等の日常的に走り慣れていない山へ出かける際には様々なトラブルも想定して装備を整えるので10リットル程度は欲しいところ。
メインコンパートメントはパリっとした撥水力のある生地で作られておりコの字型に開きます。ハイドレーションポケットは別で背中側に取り付けられているので、補給時に荷物がポロポロ出てしまうことはありません。
メッシュポケットの伸縮性アップ!
写真の水色部分はメッシュ状のポケット生地なのですが、これが従来のメッシュ素材と比べて結構伸びます。
下部に取り付けられているジッパーポケットにはウィンドシェル等をグイグイ押し込んでもメッシュ素材が伸びるので背負い心地を損ないません。軽量系のハードシェルなら十分収納出来てしまうと思います。
同素材は前側のポケットにも使用されており、従来同様にストックは前面に取り付ける作りになっています。ちなみに、前側だけで全部で8つのポケットが搭載されているのですが写真から全てお分かり頂けるでしょうか?
下から順に、向かって左側にはジッパー付きのポケット。生地が伸びるのでアイフォンがギリギリ入り、パツパツ感は出てしまいますが背負った時に身体へ当たる感じはしませんでした。向かって右側には少し広めのポケットがあります。ジェル等を纏めてポイっと入れておくのに便利な容量。
少し上にはボトルポケットが二つ。もちろん今回のモデルもソフトフラスクが付属しています。向かって左側のボトルポケットには小さいポケットが2つ付いており、ジェル等とは別で固形物系の行動食を入れておくのに丁度よい形をしています。
首元のポケットは左右で微妙に素材が変えてあります。向かって左側のポケットは表側は伸びるメッシュ、裏側は耐水性のある生地が使ってあるのでジェルや行動食のゴミを押し込んでおくのに便利。微妙に残ったジェルがポケットの中で飛び出しても裏側の耐水生地が衣服に付くのを防いでくれます。向かって右側のポケットは裏表共に耐水生地が使用してあるので水分に触れさせたくないサプリメント等を入れおくのにお勧め。またホイッスルも同ポケットの内側に収納されています。
そして、一番の改良点はショルダーハーネスのシステム。昨年販売されたHardrocker Vest ■と同じ腰元の細いコードを絞ることで面で絞り込んでいく作り。
もちろん、背負った状態でコードを引けるのでベストな着用感に調整出来ます。従来のシステムよりもフィット性は抜群に高く、特に私のような小柄な体型の方でもしっかりフィットさせることが可能です。
ソフトフラスクも少し変わりました。
写真左が旧モデル、右がニューモデルです。サイズ感は同じですが、素材感が変わっておりニューモデルは手から滑り落ちにくいように少し摩擦を感じる作りになりました。
ボディーの厚みも少し薄くなったのでポケットへの出し入れが従来の物よりもスムーズに行えます。
飲み口部分は、ニューモデルの方が厚みが出てグローブをした時の操作性は抜群に良くなっています。
【着用イメージ モデル身長163cm 体重54kg サイズSを着用 】
正直、私の体型ではUDのパックは規格が大きすぎてショルダーベルトやチェストストラップを引ききっても揺れてしまいました。しかし、新たなコードシステムに変わってからはバッチリフィットしてくれます。今までサイズ感でUDのパックを諦めていた方には是非試して頂きたいモデルです!!
本日のブログは雪焼けが酷い松下がお届けしました。