Haglofs のBCパックSensate Pro 32

お客様より頂いた一枚の砂防ダムの写真。

綺麗に雪化粧した砂防ダムが手前に大きく写っています。しかし、この写真の中には他にも砂防ダムが隠れています。お分かり頂けますでしょうか?よ~く目を凝らして探してみてください。雪と枯れ木によって上手にカモフラージュされているので難しいかもしれませんが、手前の大きな砂防ダムと合わせて合計3つ写っていますよ。この答は不定期で配信しておりますmoderate_livestoerにて公開させて頂きますので、お時間を持て余した方だけご覧ください。

 

前回の私のブログに続き、今回もBCパックのご紹介です。全国的に強力な寒波にみまわれていますが、皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?ここ三重県四日市も時折雪が降っており、滑りに行きたい気持ちに拍車がかかっています。とは言え、とんでもない降り方をしている山域もあると思いますので、くれぐれも雪崩やお車の事故等にはご注意ください。
私は、雪予報への有り余る熱い気持ちをブログに昇華させて、ここは我慢したいと思います。

 

Haglofs Sensate Pro 32

しばらくmoderateでの取扱いをお休みしておりましたHaglofsがこの冬から復活です。SNSではベストやフリースフーディー等をご案内させて頂いておりますが、こちらのBCパックも要チェックアイテムです。HaglofsのBCパックと言えば名品と呼ばれているMountain Surfが有名ですが、Sensate Pro 32もその遺伝子をしっかりと受け継いだ非常に良い仕上がりのパックとなっています。

 

まず特徴的なのが、ショルダーベルト。通常のよくあるショルダーよりも少し幅広ですが、ベスト型と呼べる程の広さでも無い。ユニークな形状をしており目を引くのですが、形だけでなくその厚みも特徴的なんです。

 

この様に意外と薄い。そして、この薄いベルト構造はショルダーだけでなく…

 

ウェストベルトも同様に薄めなんです。なぜ、このような造りになっているか。それは、雪の上での自由な動きを求めているからに他なりません。

 

薄く作られているが故に、ショルダーベルトもウェストベルトも両方が柔らかくて、とてもフレキシブル。山を登るのは気持ち良く滑走する為であり、その満足度を上げる為には背中に背負った荷物がライディングの邪魔をしないというのが必須条件となります。荷物が身体と違う動きをすれば、自ずと重心が引っ張られてしまい滑りに大きく影響を及ぼします。求められるのは、如何に身体と荷物を一体化させるかというところなのです。

 


163cm   Size:S/M

そこを考慮して作られたSensate Proは、ショルダーの構造とウェストベルトと共にフレキシブルな仕様にする事で滑走時にパックが身体へとピッタリフィット。自身の身体と荷物を密着させ非常に優れた安定感を作り出しているのです。そしてパック本体の重量がS/Mサイズで1415g、M/Lサイズで1460gなのですが、実際に背負うとショルダーのフィット感も相まってもっと軽いように感じます。最初、手に取った時はベルトの柔らかさに不安感を感じましたが、背負うとそのイメージが覆ります。特にショルダーベルトは肩から胸にかけて面で圧力を分散させてくれるイメージで個人的には非常に好きな背負い心地。

 

パック本体の最頂部にはゴーグルやサングラスを入れる為のポケットが配されており、ソフトバー無しでもレンズが傷つかないよう内側にマイクロフリースが配されています。

 

メイン気室へのアクセスは上部と背面からの2パターン。

 

背面ハッチバックを開けた際、底部に膨らみがあるのにお気付きでしょうか?

 

この様に一番底の部分にブロック型の袋が配されており、メイン気質全体の1/5程度の面積を占めています。この部分はアイゼンやシールを収納しておく為のポケットになっており、パックの側面から出し入れが出来るようになっています。

 

側面のポケットはパックを背負ったまま、片手で開閉出来るようになっており、スムーズな荷物の出し入れが可能です。

 

このポケットを使用しない場合は畳んでおくことも可能なので、用途に合わせて使い分けが出来ます。

 

パック外側のポケットはアバランチギアを収納するスペース。各メーカーのBCパックは、このスペースがパックの一番外側に付いており、緊急時に素早く取り出せるようになっているのですが、私はこのBCパックをよく出張でも使っています。このアバランチギアを入れておくスペースがパソコンを入れるのに丁度良く、新幹線の中でも早く簡単に取り出せるんです。また、本来は板やスノーシューを取り付ける為の外面ストラップも脱いだダウンジャケット等の上着を挟み込むのに使ったりと意外と街中でも使いやすかったりするんです。

雪山で滑走する時の機能性が良いのは勿論ですが、北欧らしいスマートなデザインは山以外の旅行パックとしても使いやすくておススメです。前回のブログでご紹介させて頂きましたTeton Bros.のパックと合わせて店頭で実際に背負って頂く事が出来ますので、BCパックをお探しの方は是非お試し頂ければと思います。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

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