新しくなりました!patagonia Men’s Strider Pro Shorts

マスクの着用のルールとして、これまで「屋内では基本的にマスクの着用を推奨」されていましたが、3月13日より「マスクの着用は個人の判断に委ねることを基本」というようになりました。

moderateとして、ご来店頂くお客様のマスク着用は個人の判断にお任せしております。また、スタッフも同様に個人の判断に委ねております。もし、店頭で接客をさせて頂くと際、スタッフのマスク着用をご希望される場合は、その旨をお伝え頂ければ幸いです。


新しくなりました!patagonia Men’s Strider Pro Shorts

多くのトレイルランナーに愛されてやまないpatagoniaのStrider Pro Shorts(→■)

これまでも細かなアップデートはありましたが、S23シーズンより個人的には非常に嬉しいアップデートがありましたので、その点を中心に、新しくなったpatagonia Men’s Strider Pro Shortsをご紹介させて頂きます。


90%海洋ゴミを使っています。

これまでも、Strider Pro Shortsはリサイクル・ポリエステル100%で作られた非常に環境にやさしい製品でしたが、このS23シーズンよりショーツのメイン生地の部分には、危機にさらされている沿岸部の共同体から回収されたプラスチックごみを原料とし、オーシャンサイクルの認証済みのプリベンテッド・オーシャン・プラスチック・リサイクル・ポリエステル90%使用した生地に変更になりました。

山で走る為のショーツが海から回収されたプラスチックゴミが作られている。

このショーツを穿くことで、トレイルを走りながら自然との繋がる大切さを色々な方面から感じられる。そんな繋がり方が僕は非常に好き。

ただ、まだまだ、勉強不足で「プリベンテッド・オーシャン・プラスチック・リサイクル・ポリエステル」について詳しくお話が出来ないので、しっかり勉強して、今後、皆様にお伝え出来ればと思います。


小さな段差をなくしました。その1

真夏にショーツが張り付くような滝汗をかいたり、時に川にドボン!をして、ショーツがベタベタになる事ってありますよね。

新しくなったStrider Pro Shortsは、パンツの裾部分をこれまでは縫いで仕上げていた部分は、レーザー圧着に変更しました。下の写真が、ショーツの裾部分(肌面側)の違いを写したモノになります。


(左:S23 Strider Pro Shorts / 右:旧Strider Pro Shorts)

ドライな状態では感じにくかった小さな段差も、生地が濡れたり足から汗が吹き出し、かつ、ある程度時間を穿いていると擦れてしまいます。実際に、この小さな段差で擦れて肌を痛めることは極稀なケースだと思いますが、それもで、実際に穿き比べてみると、なんとなくスムーズになった感じが気持ちよかったりします。


小さな段差をなくしました。その2

Strider Pro Shortsは、ブリーフ型のインナーショーツが付いていますが、ここも末端の縫い方を変更しています。


(左:S23 Strider Pro Shorts / 右:旧Strider Pro Shorts)

これは、この後にご紹介する変更点と相まって非常に良い仕事をしてくれています!


インナーショーツが更に涼しくなりました。

新しいStrider Pro Shortsから、インナーのブリーフ素材が2.3オンス・リサイクル・ポリエステル100%のダブルニットに変更。そう、もっと分かりやすく言えば、軽さと通気性と速乾力に優れた「Capilene Cool Lightweightの生地」を使用しています。

Capilene Cool Lightweight の素材には、植物由来の柔軟剤と言われる「ミドリ・バイオソフト」を使用。

今や化繊ベースレイヤーのメイン素材として使われているポリエステル。多くの方が、ポリエステルそのものが吸水・速乾の性質を持っていると思っているのではないでしょうか?

実はポリエステルの本当の性質は、「水を吸わない性質」だという事をご存知でしたか?

この水を吸わない性質のポリエステルに、「吸水加工剤」という溶剤を付着させる事により「水(汗)を吸うポリエステル」に機能を加えています。

patgoniaでは、汗や洗濯でいずれ流れ出てしまう吸水加工剤を、なるべく地球へのインパクトを減らすために植物由来のモノを使用。それが「ミドリ・バイオソフト」

少し余談になりますが、ひと昔前では普通とされていたフッ素系の撥水剤。最近の調べてフッ素の一部は体内に入ると残留し悪影響が出るとわかり、今は多くのアウトドア・メーカーがPFCフリーをうたい、人体に影響が少ない撥水剤を使用しています。

これと同じように、もしかすると、近い将来「吸水加工剤」も植物由来のモノがスタンダートになるかもしれませんね。


インナーショーツのフィットが変わりました(←これ、マジ最強!!)

「patagoniaのトレランショーツ好きだけどインナーが付いてるからな~」って言う方も多く、また、「特にインナーがある事に不満はないけど少しフィットがタイトなんだよな~」って、方もいらっしゃると思います。

個人的には普段の生活ではボクサータイプの下着を穿くため、ランニングショーツに付いてくるブリーフ型のインナーに最初は少し抵抗がありました。

それでも、インナーが付いている事へのメリットが大きかったのと慣れで普通に使うようになっていましたが、ただ1つ言うなれば、patagoniaのインナーショーツは股上が浅かった。故に、ショーツそのモノを自分のお気に入りの腰の位置で穿くと少しインナーが窮屈に感じる。だから、擦れるるのが怖くてショーツ自体を少し腰穿きしていました。

しかし、新しくなったStrider Pro Shortsは、若干股上が深くなり、また、全体的なフィットも緩る目に変更。


(左:S23 Strider Pro Shorts / 右:旧Strider Pro Shorts)

股上深さはMサイズで実測値で約1cmほど深くなり、また、丁度股間あたりの幅も少しゆったりしたのが写真からなんとなくお分かり頂けると思います。

数字や見た目では大きな変化に見えないかもしれまさせんが、実際に穿いてみるとかなりの変化。そして、良い!!!

実は、この新しいStrider Pro Shortsを個人的に2022年の夏終わり頃からテスト使用させて頂いており信越のペーサーの時にも着用。勿論、レース中もノーストレスで走ることが出来、ペーサーワークに専念できた。(いや~、このフィットの変更は個人的にメチャクチャ嬉しい!!)

この新しいフィットのインナーによって、「股ズレが完全になくなります!」というような凄い事ではなく、状況や人によっては股ズレも起きるかもしれません。また、このフィットの変化に対して個人で好みは分かれると思いますが、お客様による多くのフィッティングデータを持つ僕の感覚からすれば、かなり多くの方に受け入れてもらえると思っています。


(179cm / 65kg / トップス:L / ショーツ:M)

さぁ!いよいよ春らしくなってきました。花粉問題はあると思いますが、マスクを外して気持ちよく皆で走りましょう!!

patagonia Men’s Strider Pro Shorts が気になった方はコチラへ。
※旧モデルはお買い求めやすい価格になっています。

投稿者:飯田

先頭に戻る