待望のSCARPAのトレランシューズ2モデルが入荷しました。
スピン【■】写真手前
アトム【■】写真奥
両モデルの共通点として「登り」に重点を置いていること。急峻なヨーロッパアルプスでの使用が想定されていることからこうした作りになっているのですが鈴鹿山系の様に日本の山岳地帯も急な登りが多いので、かなりフィールドにマッチするシューズです。
アトムは、トレイルランニング全般に対応する作りになっており、メッシュにマイクロファイバーを熱溶着したアッパーは軽量かつ通気性に優れます。ドロップ値は4mmとナチュラルラン派にも履きやすい仕様。
ソールにはビブラム・メガグリップが使用されているので、様々なコンディションでもしっかり対応。そして特徴的なのがソールの「硬さ」です。母指球から前の前足部は柔らかくできており、母指球から後ろは硬くなっています。
シューズ爪先をグッと地面に押し付けると前足部で曲がるのが分かります。(アッパーが折れ曲がっているポイントに注目)前足部が柔らかい作りなので写真の様な曲がり方をするのですが、このポイントがシューズの履き心地に大きく影響を及ぼす要因の一つ。前足部を柔らかくすることによって足の指での踏ん張りを強く活かし、グリップをしっかり効かせて登ることが出来ます。
ちなみに、スピンはこの様になります。
アッパーが折れ曲がっているポイントを見るとアトムより後ろ側に来ているのが分かります。スピンは前足部にシャンクが入っており、蹴り込んだ時に反発が得られる作りになっているのでアトムとは違った曲がり方をするのです。
オールラウンドトレランシューズのアトムをベースにして軽さとフィット感を徹底追求、登りに特化したエキスパートモデルのスピン。アッパーはアトムと同様に熱溶着フィルムで補強がされています。ドロップ値も4mmでこちらもアトムと同様。
ソールにビブラムメガグリップが使用されているのも同じですが、ソールパターンがより前方への推進力を意識した形になっています。また、先程の写真でも紹介しましたが前足部にシャンクが入っているのも特徴の一つ。
そして「タン」がシューズの底部から甲を包み込む様に取り付けられています。SALOMONのS-LAB SENSE 5 ULTRA【■】の様に足とシューズのフィット感を上げる為の仕様。瞬間的な足の動きにも追従してくれるのでスピードレーサーの方にもおススメ。
スピンには交換用のインソールが付属しているので、より足の安定感を求める方は交換して頂くことをお勧めします。トレイルランニングでの使用はもちろんのこと、低山ハイクでの使用にもお勧めの2モデルです。
そして、一点お知らせです。前回【コチラ■】と前々回【コチラ■】の私のブログでご紹介させて頂きました店頭イベント「FastPacking3Days」にてPaaGoWorksのNewアイテム、RUSH28XPの予約会を同時開催致します。
Rush28の背負い心地と重量はそのままに、Dimenison Polyant社のX-Pacを使うことで耐久性と防水性を追求したハイエンドモデルです。詳細は後日ブログにてご紹介させて頂きます。4/14(金)~4/16(日)のイベント期間中はメーカー様よりサンプルをお借りして店頭にて試し背負いをして頂けますので、気になる方は是非遊びに来て下さい。
鈴鹿の山の中にはまだ少し雪が残っていますが、いよいよ低山シーズンが到来。ガッツリ走りに、登りに行く前に、シューズの劣化のチェックもお忘れなく。本日のブログは朝一多度山に走りに行ってから短パンで過ごしている松下がお届けしました。さすがに夜は寒いです。