ペットボトル由来の化学繊維や、リサイクルコットンを用いた素材等は今となっては当たり前のように目にするようになりました。そして、ここ数年前からウールもリサイクル素材が良く使われるようになっており、各メーカーから同素材を用いたアイテムが展開されています。本日は、そんなリサイクルウールを使ったand wanderとpatagoniaのアイテムをご紹介させて頂きます。
and wander re wool JQ crew neck ■
andwanderと言えば、山の服に求められる機能性と「服」としての魅力を高いバランスで融合したモノ作りで人気のブランドですが、こちらのアイテムも立体的に編む事で着用時の動きやすさも考慮したジャガードクルーとなっています。
生地はイタリアで150年近くウールをリサイクルしてきたCALAMAI社のTECHNICAL FABRICSを使用しています。ウール、ナイロン、ポリエステルのリサイクル混紡糸で編んだ生地には独特の畝が作られており、軽いながらも暖かさもしっかりと確保しているのです。
光に当てると生地の凹凸がハッキリと分かります。patagoniaのR1AIRシリーズの様なテクニカル系フリースに似た構造をしているので、少し汗ばんだりした時にも薄い部分から汗抜けを促してくれる仕組み。
【着用モデル 身長:163cm 体重:54kg Size:M Color:Khaki】
【着用モデル 身長:163cm 体重:54kg Size:M Color:Black】
機能的な生地を使いつつも、少し緩めのシルエットで良い感じに力の抜けた着こなしが出来ます。言われなければウールが入っているとは思えない程、肌当たりも良く、長時間着用した際の首回りの擦れ感も心配無し。ガッツリ山岳シーンには向いていませんが、雪が付かない程度の低山をノンビリハイキングする時には行動着として着用頂けます。また、汗抜けの観点から電車やバス等での暖房が効いた場所と外を出入りする様なシーンでも蒸れ感少なく快適に過ごせますよ。今季は、M’sとW’s両方取り揃えておりますので、パートナーの方とお揃いで如何でしょうか。
patagonia Men’s Recycled Wool-Blend Sweater ■
今となってはアクティブインサレーションやフリースの登場により、山で着ている人を殆ど見かけなくなったセーター。クラシックスタイルが大好きな自分にとっては、ネルシャツにニッカズボン、そしてセーターのスタイルに強い憧れを持っています。そんな私のマニア心を擽ってくるこちらのセーターの生地はリサイクル・ウール70%/リサイクル・ナイロン26%/その他の繊維4%混紡素材という割合で作られており、「快適で長持ちする」という事も考慮されています。
【着用モデル 身長:163cm 体重:54kg Size:S Color:BSNG】
【着用モデル 身長:163cm 体重:54kg Size:S Color:MFLN】
単色も良いのですがMFLNの柄が個人的にドストライク。ゲレンデスキーのミドラーとして着て、帽子はイカ帽■で…とこれまたクラシックな滑りスタイルにマッチしそう。襟ぐりと袖口と裾に2x2リブニットを使用しているので、寒さを感じやすい部分をしっかりと保温してくれます。
ちょっとモードな雰囲気が感じられるand wanderとアメカジ感のあるpatagonia。同じアウトドアというジャンルのブランドでありながらもリサイクルウール素材の魅せ方が大きく違いますので、お好みに合わせてお選び頂ければと思います。
本日のブログは松下がお届けいたしました。
寒波が入ってきております。急な降雪にはくれぐれもご注意下さい。