走る事に対してもっと自由な考え方で!THE NORTH FACE FREE RUN シリーズ

今年は記念スべき10回大会となる「多度山トレイルラン(→■)

愛知・岐阜・三重県の其々の県境に近い場所にある事や、大会自体がアットホームであったり、レースとしてチャレンジや楽しみやすい距離設定という事もあり本当に人気の大会。勿論、エントリーしたかったけど既に定員オーバーでエントリーを断念してしまった方もいらっしゃると思います。逆に、折角多度山トレイルに出場するんだし、次の大会を探していると思います。

そんな方々に朗報です!

三重県のお隣の滋賀県は湖南市で開催される、十二坊TRAIL RUN&WALK(→■)

正直、このコースを走った事もなければレースに出たこともないけれど、ちょっとした切っ掛けでこの大会を知りました。エントリー締め切りまで残り僅かではございますが、チャレンジや楽しむのに丁度良い距離(ややアップダウン多めかな・・)と、なっていますので、是非、ご興味がある方はエントリーされてみたは如何でしょうか。

十二坊TRAIL RUN&WALK(→■)

開催日:2023年5月14日 (日)
エントリー期間:2022年10月8日 0:00~2023年4月7日 23:59
大会HP:https://12boutrail.com/

 


走る事に対してもっと自由な考え方で!THE NORTH FACE FREE RUN シリーズ

「ランニングをする」という行為は、走らない方からすれば物凄くストイックな運動(スポーツ)として捉えられることが多い。逆に、ランニングをしている方は夢中になると、良くも悪くも向き合い方がストイックになってしまう方も多く、結果、色々な視点から「ランニング=ストイック」と言った固定概念とも言える「見えないカタチ」のモノが形成されているように思う時がある。

また、それに応じてスポーツメーカーは、商品を開発して販売するから、そのループはずっと回り続けている気がして、新たな見え方や価値観が生まれにくいのではと思っている。

「もっと自由でいいのに」

僕は、つくづくランニングに対してこのように考えている。

THE NORTH FACEが作る「FREE RUNシリーズ」は、まさに、カタチにハマらず自由なスタイルで走る人をプッシュしてくれるそんな製品郡。

数シーズン前からTHE NORTH FACEがこのカテゴリー郡を作り、FREE RUNショーツを中心に年々人気が高まっていますが、

今回のBLOGではその人気のショーツではなく、個人的に超お勧めしてる同シーリーズのトップをご紹介させて頂きます。

因みに今回のBLOGは、ある程度走っている方やブランドやマテリアル好きの方が、ノースに抱いているイメージを僕なりの解釈で割りとオブラートに包むことなく書いていますので、賛否両論あると思うし、ゴールドウィンのスタッフさんが見たら色々思うことあるかもしれませんが、全て愛をもって書いていますので、広く温かい目でお読み頂ければと思います。(結構、喋り言葉で書いていますのでご了承ください。)

 


THE NORTH FACE / Free Run Anorak (→■)

ノースフェイスの中で、ランニング用の軽量ウィンドシェルとして有名なアイテムとして「Impulse Racing Jacket」があります。

商品名に「レーシング」って付くだけあって、走る為に最低限必要な機能だけを残し、それ以外はトコトン省き、兎に角、軽量化に振り切ったアイテム。その軽さ、Lサイズで70グラムという驚異的な軽さ。

正直、この軽さと媚びないモノづくりはマジで凄いと思う。だからこそ、もし、あなたがレースや山行で1グラムでも軽量化する事にプライオリティーが高いであるのであれば、ノースフェイスの中で「Impulse Racing Jacket」の右に出る物は無いと思う。いや~ノース以外のブランドを見比べてもトップクラスだと思う。(でも、モデラートはセレクトしていません・・・。理由は後ほど。)

「いや~、軽さとかの、その拘りも凄さも分かるけど、ここまでレーシーなスタイルじゃなくてもいいだよな~。」って方も多いと思います。(←これ、割りと僕の意見だけかもww)

そんな方(飯田)にお勧めなのがFree Run Anorak(フリーラン アノラック)

先程ご紹介したノースフェイスの軽さに拘ったImpulse Racing Jacketと全く同じ生地を使いながらも、デザインにも拘ったアイテム。

コレの何が凄いかって、「デザイン」と「軽量性」の2つをしっかりと両立しているところ。

正直、見た目を重視したデザインに特化するのであれば、わざわざImpulse Racing Jacketで使っている生地を使わなくても良いのにって思えるんですが、逆にココまで「デザイン」と「軽量性」を両立されると、軽くてカッコよくて、それでいて人とあまり被らないのが欲しい方には、このFree Run Anorakといアイテムはマジで胸キュンのアイテムだと思います。

「えっ?!ノースなんか着たら人と被りそうじゃん!」って、思われるかもしれませんが、僕から言わせればトレイルの世界やランニングの世界にハマればハマるほど、世間的にマニアックと言われるようなブランドを着る傾向にあると思っていて、ノースから一線を置きたがる方が一定数居ると思っています。

それとは別に、実際にノースって、トレイルラニングのカテゴリーも含めトップモデルは、本気(マジ)で凄いモノを作っているのに、「本気の人用」になりすぎて、逆に着れないわ~ってなっている方も一定数居ると思っています。

FREE RUNシリーズは、その辺りが超絶絶妙なバランスとなっていて、「本気の人用」と同等のスペックを持ちながらも本気感はかなり薄め。かつ、マニアックなブランド好き人達の中に入れば、あえてのノース感が出てくる。しかも、その人たちからすれば、この製品のスペックは目からウロコなわけ。

素材をもう少し詳しくお話すると、Impulse Racing Jacketと同じ、植物由来のナイロン素材「Lightweight Bio-Based Ripstop Nylon」を使用し環境に配慮した地球にも優しい素材。その素材を使いながらも、Free Run Anorakは、縫い合わせを「パッカリング」っと言ってシワをわざと出す縫い方を採用。Impulse Racing Jacketは、この薄い生地をもシワが出ないように縫える技術で作り上げているのに、Free Run Anorakはあえてシワを出す。

もう一度言います!Free Run Anorakはあえてシワを出す。

そんなシワ感を出しながら、センタージップをフルジップではなく、少数派に人気のアノラックタイプに!そのジッパーは、ウィンドシェルではあまり採用されない、少し大きめの番手を使って存在かをだしつつ、機能的に便利なハンドポケットも配置する。


(179cm / 65kg / size:XL)

少し丸みのおびたシルエットは、超機能的なウィンドシェルを着ていると全く思わせないスタイル。

「これであれば、ラニングをもっとスタイル重視で楽しめる!最高じゃないか!!」って事で、moderateとしては、Impulse Racing Jacketに敬意を払いながらも、スタイルにも重視されたFree Run Anorakをお勧めているわけです!

でもって、これだけ機能的でスタイリッシュだと私服でもバンバン活躍してくれるの、1枚で2度お得!!!

因みにmoderateの店頭には、弊社の系列店のアパレルショップのお客様にも割りと多くご来店して頂くのですが、アウトドア遊びもラニングもしない方が、商品のコンセプトを知らずにデザイン重視だけでFree Run Anorakを手に取られる方が実際多いです!それだけ、デザイン的にも良いという事ですかね。

 


THE NORTH FACE / Free Run Stream Jacket(→■)

次にご紹介するアイテムは、FREE RUNシリーズに今シーズンから新作として加わったFree Run Stream Jacket。

超簡単に言えば、Free Run Anorakのように最先端素材を使いながら、デザイン性に特化させたランニング用のレインウェアー。

植物由来のリップストップナイロン(Lightweight Bio-Based Ripstop Nylon)に、ノースオリジナルの防水素材(HYVENT 2.5層)を加えて作ったシェル。

コチラの製品もFree Run Anorak同様に縫い合わせをパッカリング使用にしているのですが、わざわざシワが出る縫い合わせをしながらも、その縫い目にはシームテープ処理がしっかりとされている。シワの寄った縫い目にシームテープ処理をする事がどれぐらい難しい事なのか、正直、メーカーさんに確認はしてみないと分からない事で、あくまでも想像ではあるけど、おそらく、ちょっと面倒くさいのではと思っている。ほら、自分がシームテープ処理担当のスタッフだったら、綺麗に縫われた縫い目にシーム処理するのが簡単だと思うし、実際にこんなシワの入った縫い目にシームして下さいって言われたら、「なんでわざわざシワが出るような縫い方してるんだよ!シームテープ貼りにくいじゃん!」って絶対に思ってしまうから。

でも、そのおそらく面倒くさいと思われる処理をしてもらった結果、防水シェルとしては珍しい見た目に仕上がっているのは間違いありません。

因みに、サイズ感は、最近の私服の流行りのオーバーサイズ気味のシルエット。

実際にはランパックを背負った状態からシェルが着られるようにと、着用シーンまでしっかりと考えつくされた機能的シルエットなんですが、これが街着でもバッチリなんです!

また、背中面にはベンチレーションも配された気の利きよう。

このデザイン性の高さであれば、梅雨時期のちょっとした羽織モノとして街でも十二分に活躍してくれますよね。


(179cm / 65kg / size:XL)


まとめ

ノースの最先端技術の詰まったイケイケのウェア―の凄さを知りつつも、そのイケイケ感が苦手で距離を置いていた方や、マニアックブランドを求めるばかり、逆に回りの人とギアが被りだした方など、そんな方々に是非、今回ご紹介したFree Run Anorak & Free Run Stream Jacketは、いい意味で「あえてノース!」的な感じでキュンとくるはずです。

そして、その感じを含めてFree Run シリーズの製品を通じて、ラニングをストイックに楽しむ以外に、スタイルや自由な感覚でもっと気軽に楽しんでみては如何でしょうか。

遅くても早くても、1キロでも160キロでも、自分のスタイルとペースでラニングをもっと楽しみましょう!!

 

投稿者:飯田

先頭に戻る