テント泊シーズン必須インサレーション ARC’TERYX Nuclei FL Jacket (ニュークレイ FL ジャケット)

moderateのあるここ三重県四日市では桜の見頃もピークを向かえ、日中の車の中では長袖では”暑い”と思える季節になってきた。とは言え、日が沈むとそれなりの寒さもあり、昼夜の寒暖差に服のセレクトに悩まされる。

3シーズンをメインに山遊びをされる方にとって、冬が終わり春が感じられる季節になってくると、今年はどこでテント泊を楽しもうかと計画が始まる頃だと思います。

今回のブログでは、そんなテント泊のシーンでは必須アイテムとも言える、インサレーションをご紹介させて頂きます。

「え!?この時期にインサレーション!?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、今なんです!

勿論、既にお気に入りの1枚をお持ちの方もいらっしゃると思います。ただ実際問題、これからシーズンを向かえる低山テント泊、また、その先にある夏のアルプス等でのテント泊と、その時期近づき計画を進めていくと、必ずパッキングの内容の見直しが入ってくると思います。「もう少し荷物を軽くしたいから、なんか軽くて温かいインサレーションに無いかな~」とか。そんな方に、今回ご紹介する「ARC’TERYX Nuclei FL Jacket(→)」は非常にお勧めのアイテム。

そして、何よりも!!!今年こそテント泊デビューを考えている方は絶対にチェックして頂きい内容です。

テント泊デビューをされる方の多くが、「テント・寝袋・マット」等に気が取られすぎて、テント場で日が沈んでから過ごすため防寒対策ウェア―が疎かになりがちの為、土壇場で慌てるかた多数いらっしゃいます。そして、その多くの方が、「取り敢えず、今ある街着用で買ったインサレーションで行こうかな?」もしくは、「コレで行けますか?」とご質問・ご相談があります。あれだけ、テントや寝袋やマット等に対して「軽量化」の為に頭を悩ましたのに、インサレーションでそれが帳消しになる事も・・・。

そうならない為にも!是非、「ARC’TERYX Nuclei FL Jacket(→)」をチェックして頂ければと思います。

 


ダウンではなく軽量化繊綿という選択肢

行動中のインサレーションではなく、停滞中のインサレーションと言えば、軽量でコンパクトになるダウン製品というのは非常に優秀だと思います。

それに引き換え化繊綿を使用した製品は、ダウンの欠点と言われる水濡れや湿気には強く優秀ではあるものの、軽量・コンパクトの部分に重きを置いて双方を天秤に掛けるとダウンが勝ってします。

でも、もしダウン製品に引けを取らない化繊綿製品があればどうだろうか。

それを、実現したとも言えるのが今回ご紹介する「ARC’TERYX Nuclei FL Jacket(→)」

これからやってくるテント泊シーンで使える温かさを持ち、かつ軽量コンパクト。更には、濡れ・湿気に強く、帰宅後の洗濯が容易となれば、まさに目から鱗モノであり、インサレーションの選択肢として候補に挙げない理由は1つもない。


(本体内側に左右共に内ポケットあり。右側内ポケットに紛失しないようにドローコードで取り付けられたスタッフバックあり)


実は、ATOMシリーズの影に隠れた名品!

ARC’TERYXの化繊綿製品と言えば、ATOM ARやLT等で人気のATOMシリーズがある。

実際に、その利便性やデザイン性の高さから非常に幅広いシーン(街着~フィールド)で活躍をしてくれる為多くの方より支持を得ている。

一方で、その人気アイテムの影で密かに人気で名品とされているのがNuclei FL Jacket。

初めて発売されたは、2014年頃だったのではと記憶をしている。その当時から、日本では非常に人気が高い製品だったが、何故か数シーズン後に一度販売をお休みする事に。

それ以降、アウトドア業界からインサレーションの新製品は「アクティブ・インサレーション」が多くなり、なかなか軽量コンパクト型化繊綿が出なくり、その結果Nuclei FL Jacketの優秀度が際立つ事となり、奇しくも、そのお休みが逆に「名品」と言われる切っ掛けになったのではと思う。

そんな名品が、数年前にリニューアルされて発売が開始。正直、デザインはATOMシリーズのが格好良さはあるが、フィールドへ持ち出す事をメインに考えるユーザーから高い支持をうけ、毎年確実に完売をしている。

 


綿量はATOM LTとARの中間で重量は最軽量

ATOMシリーズと比較して気になるのは綿量は重量だと思う。

小見出しにも書いたように、Nuclei FL Jacketの綿量はATOM LTとARの間に位置する。

《ATOM LT HOODY》
中綿素材:Coreloftコンパクト
中綿量:60 g/m2
総重量:375g
※メーカー公表値

《ATOM AR HOODY》
中綿素材:Coreloft 
中綿量:120 g/m2、Coreloft 80 g/m2、Coreloft 60 g/m2
※綿量は部位によってことなる
総重量:475g
※メーカー公表値

《Nuclei FL Jacket》
中綿素材:Coreloft Continuous 65
中綿量:65g/m2
※綿量は部位によってことなる
総重量:325g
※メーカー公表値


(Nuclei FL Jacket Mサイズ実測計。Sサイズなら確実300グラムを切る軽さ。)

尚、ATOM ARの綿量と比較した際に少し大きな差があるように感じるが、Nuclei FL Jacketで使用している表生地(アラト 10D リップストップ)は、ATOMシリーズで使われているTynoに比べ防風性と耐久性に優れ、コアロフト中綿が、雨・雪のなかでも効果的に暖かさを実現してくれる。

とは言え、実感としてATOM AR程の暖かがあるわけではなく、あのクラスの保温力が必要であれば、話は別になってくるが個人的な体感として3シーズンのテント泊では十分に使えると思っている。Nuclei FL Jacketの軽量・コンパクト性をみてしまうと、街着はATOM AR、フィールドではNuclei FL Jacketとなる人が圧倒的に多いと思っいる。


(ナルゲン 1L vs Nuclei FL Jacket)

 

 


最後に

私自身、初代のNuclei FL Jacketを今も使用している。化繊綿の為、流石に少しヘタリを感じるがまだまだ現役だ。

本格的なテントシーズンになる前に、是非、今お持ちのインサレーションと比べ、また、今年からテント泊デビューを予定されている方は、是非、お早めにご検討下さい。


(179cm / 65kg / size:M着用)

 

投稿者:飯田

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