新たな名品 THE NORTH FACE Prospector Pant

moderateスタッフの松下です。毎年この季節になると見えない敵、花粉との激闘を繰り広げています。(激闘とは言いつつも一方的に鼻と目をフルボッコにされています。)しかし、そんな敵から逃れられる唯一の場所があるのです。それは、山。何故か不思議と山へ行くと症状が和らぐんです。

 

先日も、残雪の竜ヶ岳へ登ったのですが駐車場に着くまでグズグズしていた鼻が山を登り出した途端に大人しくなり、目もかゆくない。途中、杉林を歩いているのに何故だろう…。アレルゲンとなるまでに花粉がある程度日光に晒されないといけないのか、空気中の化学物質と結合したりするのか、その辺りは全く分かりませんが、私は勝手に「山パワー」のおかげだと思っております。

 

しっかり山パワーを吸収しつつ、塩マヨラーメンというハイカロリーな食事も頂いてきました。本当はハンモックでノンビリする予定でしたが、あまりにも風が強かった為、次回へ持越し。

この数日で一気に気温が上昇して鈴鹿山脈の雪もあっという間に解けていきそう。名残惜しいけれど、低山で遊ぶにはベストなシーズンの到来です。一つ一つのシーズンを感じながら、大切に遊んでいきましょう。

 


 

THE NORTH FACEが過去に生み出した名作パンツ達。代表的なものでAlpine Light Pant やDoro Light Pant 等が上げられます。何本も所有している方が見える程、穿き心地も形も良い名作パンツ達なのですが、今回ご紹介させて頂くパンツもその仲間入りしても良いぐらいのアイテムとなっています。

 

Prospector Pant 

ナイロンとポリウレタンを使用した薄手のソフトシェルパンツ。ベースはクライマーに向けて開発されており、「日常とクライミングシーンを行き来できる」汎用性に長けたパンツなのです。カッティングや作り込み等の詳しいポイントもご紹介させて頂きたいのですが、一番のポイントはTHE NORTH FACEアスリートの中嶋徹 氏が開発に関わっているという事。クライミングをされている方ならご存知とは思いますが、立山の称名滝をロープ無しのフリーソロで登ったあの人です。どれ程、過酷な挑戦であったかは、下の動画をご覧頂ければと思います。

 

 

滝の飛沫を浴びながら、一人で誰の手も借りずに登る。「もしも」が起きたら命を落とす可能性がとても高い挑戦。登っている最中の緊張感やストレスは計り知れないですし、登り切った時の達成感もまた言葉にならない程だと思います。私自身、クライミングをしていないのでリアルに感じ取れるわけではありませんが、素人目に見てもとんでもない事だという事は一目で分かります。そんな凄い人が開発に関わっていれば良い物が出来ない訳がありません。

 

 


【モデル身長:172cm  体重:59kg  Size:M  Color:K を着用】
いつもなら、私自身が着用させて頂くのですがクライミングのクの字も知らない私がProspector Pantの着用モデルになるのはおこがましい為、当店のクライマースタッフ小泉に着用してもらいました。

太腿回りはゆるく、裾に向かってテーパードする形としっとりとしたマットな生地感は、言われなければクライミングパンツとは分からないシックな印象を受けます。白シャツに革靴を合わせても違和感が無いぐらい、良い意味で山パンツっぽさが無いんです。

 


【モデル身長:172cm  体重:59kg  Size:L  Color:K を着用】

ジャスト目にスッキリ穿くのも良いですが、ワンサイズアップして少し緩く穿くのもおススメです。クライミングだけでなく登山でも使えるパンツなので、トップスの着こなしに合わせてあげても良いと思います。

 

 

勿論、動きやすさは抜群です。クライミングの様々なムーブに対応するべくしっかりと計算された形となっており、特に足を大きく上げるハイステップ時の動きやすさを意識した作り込みがなされています。

 

 

こちらは、同モデルの別カラー(KT)を裏返したもの。黒いラインがしっかりと入っているのですが、この部分は溶着によって接合されている為、縫製が入っていません。さらに内股部分も完全に無縫製とする事で突っ張る部位を無くしてしまっているのです。過去のブログでもご紹介させて頂きましたObsession Climbing pants  にも同様の技術が使用されていましたが、今回はさらに立体裁断が綺麗に仕上がっています。

 

 

ウェストはハーネスと干渉しにくいようドローコード式になっているので、ワンサイズアップしてもしっかりウェストを絞る事が出来ます。

 

 

ポケットはクライミング中に使いやすい上からの出し入れする形状。HOUDINIのスウィフトパンツと似た印象を受けますが、サルエル形状ではなく綺麗目シルエットの部類に入るので、穿いてみると思ったよりも癖が無いんです。

 

 


【モデル身長:172cm  体重:59kg  Size:M  Color:KT を着用】

カラーKTもチノパンツの様な合わせやすさがあるので、まさに日常とクライミングを行き来できる一本と言えます。もちろん、クライミング以外のアクティビティーでも使えますので、気になる方は是非店頭でご試着してみて下さい。その際は、いつも穿かれているサイズとワンサイズ上の両方をご試着して好みを探してみて下さい。

他にも春夏商品が続々と入荷してきています。ブログやSNSで紹介しきれていないアイテムも沢山ございますので、週末の鈴鹿山脈帰りに是非遊びに来てください。

本日のブログは、松下がお届け致しました。

 

 

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