ACLIMA WARMWOOL HOOD SWEATER で寒い日を快適に。

冬になると、街中でもフィールドでも着用するベースレイヤーは基本的にメリノウールばかり。愛用しているアイテムは10年選手の物もあり、穴が開いてしまっても自分で修理して着続けています。その中でも真冬に着用率が高いのが200g/m2の生地が厚めのもの。とにかく暖かさが欲しい時に登場するのですが、12月中旬~2月いっぱいまで、この生地厚を街着では殆ど毎日使用しています。ゲレンデで滑る際にも着用しており、初めて導入した時は「ベースレイヤーでここまで体感温度が変わるのか…。」と驚いたのを覚えています。そんな、メリノウール大好物な私が最近気になっているのがコチラのブランド。

 

北欧ノルウェーで1939年に創業したメリノウールウェアブランドACLIMA。ヨーロッパにある自社工場生産にこだわり、製造前の紡績素材も、北ヨーロッパ各地にある最高級の紡績工場と提携し、紡績、染色、仕上げ、ニッテッィングといった全工程を独自に管理する事で、非常に高いクオリティで物造りを行っているメーカー。ACLIMAと言えばメリノウール繊維を網状に編み込んだ画期的なスキンレイヤー “WOOL NET”のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、メリノウールアイテムを他にも色々と展開しています。

本日は、その中から寒い日にうってつけな200g/m2の生地厚のベースレイヤーをご紹介させて頂きます。

 

 

ACLIMA WARMWOOL HOOD SWEATER

19.5 マイクロンの 100% メリノウール繊維を使用して作られているウォームウールフードセーター。メリノウールの特徴であるチクチクしにくい滑らかな肌触りは勿論のこと、200g/m2 ウェイトのニット構造の生地は寒い環境下で抜群のヒートバランスを提供してくれます。

 

 

腰元には小さなポケットを二つ備えており、極寒の環境下ではカイロを入れてあげる事で腰回りからじんわりと身体を温められます。真冬の環境下、じっとしていなくてはいけない魚釣りや写真撮影等。積極的に体温を上げる事が出来ない場面では嬉しいポケットなんです。

 

 

そして、最も特徴的なのがこちらのフード。形状からバラクラバを兼ねている事は伺えますが、服本体への付き方が特殊で、前側は襟元へ縫い付けれていないんです。言葉でのご説明が非常に難しいので、実際に着用している写真をご覧下さい。

 

 


【マスク着用のうえ、試着をしています。】

まず、普通にバラクラバとして着用したパターン。この形は様々なメーカーより展開されているので、特別感はありません。

 

 

しかし、この様に前側が襟元から独立しているのです。この形状にする事で飲み物を摂取する際に、下からまくり上げて口を出す事が出来ます。この機能って必要?と思われるかもしれませんが、私の様に前髪が長い方には重宝されるんです。バラクバラを被った際に、目出し部分から前髪がはみ出て来てしまうので上手いこと中に入れ込むのですが、飲み物を飲もうと口元を下げると入れ込んだ髪が出てきてしまうんです。そんな時にこの機能がとても役に立ちます。毎回グローブを外して、はみ出した前髪をしまって…という作業が無くなるだけでもかなり楽。非常にピンポイントな提案ですが、元々はこの為だけの機能ではありません。

 

 

フードを完全に脱いだ際、襟元から独立している事でクルー仕様になるので非常にスッキリします。何よりも、好天により少し暑く感じた時。首を出す事でクールダウン出来るのが良いんです。単純にフードが付いただけだと、首回りに生地が溜まります。寒い状況下であれば、首元を温められて良いのですが少しペースを上げて動いたりして体温が上昇した際には首元の生地溜まりが暑く感じてしまう事も。そんな時には、この形状が非常に有効的なのです。

 

 


【マスク着用のうえ、試着をしています。】

単純にネックウォーマーとしても使用する事が出来るので、一つのフードで3パターン使えます。寒い時でも降雪状況や風の強さ、行動ペースによって首や顔周りに求められる保温力は変わります。この3パターンがあればマメに調整出来るので、低温化での行動快適度がグッと上げられますよ。

 

 


【モデル身長:163cm  体重:55kg  Size:XS  Color:North Atlantic/Jet Black を着用】

カッティングは北欧サイズとなる為、私の体格でXSサイズが丁度。袖丈が少し長く感じましたが、手首で大きくリブになっているので長すぎて困るような事はありません。下にWOOL NETを挟む事でより温かく着る事も可能出来るので厳冬期の雪山全般で活躍してくれます。上にウィンドシェルを合わせてあげればノンビリ自転車で遊ぶ時にも良いかもしれません。

 

 

手首のリブにはサムホールが付いており、ハンドウォーマも兼ねているので私の様に末端冷え性に悩んでいる方にもおススメしたいウェア。200g/m2の生地厚だと重く感じるのでは?…と思ってしまうところですが、普段から200g/m2を愛用している私から言わせて頂くと、全く気になりません。むしろ、ベースレイヤーを厚くすると上に重ね着する量を減らせるので結果的にウェア総重量が軽くなる事もあります。

結構重ね着しても寒く感じる…とお悩みの方。ベースレイヤーを厚くしてあげるだけでも体感温度は大きく変わるので、一度試してみて下さい。

本日のブログは松下がお届け致しました。

 

 

 

 

先頭に戻る