この記事の概略として
ARC’TERYXのスノーウェアー
新作パンツ Rush LT Pant(⇒■)
昨シーズンまで、White LineのカテゴリーよりGORE-TEXの3レイヤーのビブパンツと言えばSTINGER BIBの一択だったのに対して、今シーズンから新たに加わったRush LT Pant(ラッシュ エルティー パンツ)。
(179cm / 64kg / size:M)
STINGER BIBとの大きな違いは、メイン素材がGORE TEX C-KNITという点
(左:GORE-TEX PRO / 右:GORE-TEX C-KNIT)
メイン部分の生地のデニールが、STINGER BIBが80dに対してRush LT Pantは70dと10dの差はあるものの、C-KNITバッカーを使用したRush LT Pantを実際に穿くと、デニールの差以上のしなやかさを感じる事ができます。
しなやかなパンツでありながら、膝下の強度は抜群!
C-KNITバッカーの生地は、しなやかさが売りの半面、そのしなやかさ分だけ強度を心配される方もいらっしゃいます。基本的には、表生地のデニール相当の強度はあります。ただ、何かと擦れる事の多い膝下部分に関しては150dのGORE-TEXのトリコットバッカーを使用で強度アップ!
(赤線で囲われた箇所150dを使用した場所になります。)
更に擦れが心配される、パンツの裾の内側部分はケプロテックを使用し、エッジによる擦り切れを軽減してくれます。
また、ケプロテック以外の裾部分に関しては、裏地部分をウレタン系のコーティングで補強する事で、直接的に裏生地が傷む事を防いでくれます。
ARC’TERYXらしいロービブ スタイル
[左:Theta SV Bib / 中:Stinger Bib / 右:Rush LT Pant]
(179cm / 64kg / size:M)
STINGER BIB等とほぼ同じ高さのロースタイルのビブパンツ。このビブの高さは、雪が腰から侵入する事を防げる十分な高さであり、春先等はお腹周りが熱くなりすぎない、なんともアークらしい高さ設定。
更に、雪の侵入を防ぎたい方は、WHITE LINE系のジャケットのパウダースカートに採用されているアジャスターを接続する事で、パウダースカートのずり上がりを防ぎ、雪の侵入をさらに軽減してくます。
ビブ部分はストレッチ性の高い素材
STINGER BIBのビブ部分は、シェル素材(GORE-TEX PRO)で作られているのに対して、Rush LT Pantは赤い印で記された部分をストレッチ性の高い薄め生地(Wee Burly Double Weave)を採用。これの違いに関しては、甲乙つけがたい所ですが、お腹へ周りのフィット感に関して言えば、若干、Rush LT PANTに分がありますかね。
ビブ部分のセキュリティーポケットは、本来であれば車のキー等を収納しておくのに便利がポケットですが、ビーコンのサイズによっては収納する事が可能。
(※ビーコンが古くてスミマセン・・・。)
サイドのベンチレーションは、右側のみ腰部分から開閉する事が可能。
ハイクアップに中に熱くなれば、太ももの外側についたベンチレーションを開ければ、一気に熱気を放出する事が可能。また、右側部分のみ腰部分からジッパーを下す事が可能ですので、緊急的なトイレの時も安心!
と、まぁ~、新作のパンツだけあって、内容(ギミック)が盛り沢山ですね。本当にSTINGER BIBと甲乙つけがたいですが、滑り系のハードシェルパンツで、このしなやかさは非常に魅力的だと感じていますので、スノーウェアーをお悩みの方は、是非、店頭でご試着して頂ければと思います。
(179cm / 64kg / size:M)
残り数人参加可能ですので、お悩みの方は、オハヤメにエントリーを(⇒■)!
投稿者:飯田