PAPERSKY WEAR のUNIFORM シリーズ

昨年よりmoderateにて取り扱いをスタートしているPAPERSKY WEAR。元々は、2002年創刊のトラベル・ライフスタイル誌「PAPERSKY」から生まれたブランド。PAPERSKYは「地上で読む機内誌」をコンセプトに、世界各地の自然や文化、暮らしのなかから生まれるストーリーを、ちょっと違った視点から紹介する旅の雑誌で、そんな要素を基にしてPAPERSKY WEARは、「ハイキング、旅、自転車」というアクティビティーで使いやすいウェアを展開しています。

本日、ご紹介させて頂くのはPAPERSKY WEARのUNIFORMシリーズ。

PAPERSKY WEAR　UNIFORM BLOUSON ■ ＆ PANTS ■

この形を見てピンときた方はかなりのミリタリーマニア。UNIFORM BLOUSONには。米軍のレイヤリングシステムECWCS(エコワックス)のディティールが取り入れられており、生地にはコットンタッチなポリエステルのCAVE糸が使用されています。本来、異形断面糸を使用した吸水速乾機能のある生地なのですが、今回の生地には撥水加工が施されています。コットンタッチのナチュラルな風合いはそのままに、水をはじく撥水機能性を持たせているので、少しぐらいの小雨ならしっかり弾いてくれます。

背面はフラップ式になっており、中央部分のベルクロで止める事も可能です。ベンチレーション機能もちゃんと備えているので、衣服内の温度調整がしやすくなっています。

ポケットは少し変わった付き方をしています。前側にあるポケットはフラップが重なる構造で、物の出し入れがスムーズに行えるようになっており、その横には別でジッパーポケットも完備。右袖にはI Cカードサイズのミニポケットが付いており、電車やバス等の乗り降りの際、荷物からカードを出し入れしないで済むようになっています。「山」に特化しているわけではなく、「旅」がブランドコンセプトに入っているPAPERSKY WEARならではの機能と言えます。

そしてこちらが、UNIFORM BLOUSONと合わせればセットアップで着用できるトラックパンツ。素材はUNIFORM BLOUSONと同じ物を使用しているので、撥水機能をもったパンツとなります。

裾にファスナーを配し、着脱が容易にできる仕様となっているのですが、この機能から個人的にはランニングの際のウォームアップウェアとして使えるのではないかと思っています。後ほど、着用写真も掲載させて頂くのですが、良い感じにスポーティーさが出ていないのでトレイルを走りに行く際の移動中にランショーツの上から穿いておけば、街中でも違和感なく行動できます。

ポケットは両サイドにジッパー付きポケットと後ろにスナップボタン付きのポケット。その下に携帯電話用のポケットが付いており、座った際や、自転車に乗る際にスマホが邪魔にならないポジションとなっています。

ブルゾンと同じようにメッシュライニング仕様のため、ドライな着用感を感じられますが、ガッツリ登山にはあまり向いていません。

【着用モデル身長:163cm 体重:55kg BLOUSON:Size S PANTS:Size M Color:Graygeを着用】

トップスジャストめ、パンツゆったりめのサイズ感で着用してみました。しゃがんだりする分には問題無いのですが、大きく足を上げると少し抵抗を感じます。あくまでも山で着るなら高山域でハードに使用するのではなく、低山ハイクといったイメージ。生地のシャリ感やシルエットは超好みなので、普段から着たくなるタイプのウェアです。

【着用モデル身長:163cm 体重:55kg BLOUSON:Size M PANTS:Size S Color:Blackを着用】

今度は、先程とは逆でトップスをゆったりめ、パンツをジャストめの着用感。黒の上下も良いですね。パッと見ではとても低山ハイクで着られる服とは思えない都会的な形ですが、そのギャップがたまらなく良いんです。

そして、商品名に付いているUNIFORMという言葉。この言葉にもちゃんと意味があります。

PAPERSKY WEARはNational Parks of Japan Official Partnerとして国立公園の保全や素晴らしさを伝える活動に協力しています。そして、UNIFORMシリーズのウェアは国立公園のレンジャーの方々のユニフォームとしても着て頂けるよう意識して作られているのです。レンジャーさんが、このブルゾンとパンツを上下セットで着て、公園内で活動しているところを想像すると…めちゃくちゃ格好良い。

しかも、ウェアだけでなく帽子も登場しています。