日々、新しいアイテムが登場するアウトドア業界ですが今季から新たに取り扱いをスタートしたアイテムを幾つかご紹介させて頂きます。
この記事の概略として
Made in Germanyのタンク
Hunersdorff Fuel Can Pro 20L■ 10L■ 5L■
「ポリタンク」と言えば日本では青や赤の物が一般的。しかし、海外にはミリタリーテイスト満載の物があるんです。ドイツ安全規格「TÜV(テュフ)規格」の認証を受けた安全性の高いポリタンク。それがHunersdorffのFuel Canシリーズ。ガソリンはNGですが、灯油や水を持ち運ぶことが出来るのでキャンプシーンにはうってつけ。サイズも3サイズから必要なタイプをチョイス出来るのが嬉しいところ。(飲料水には使用しないで下さい。)
hünersdorff
家庭用・船舶キッチン用の銅製品の製造を主に1829年創業したヒューナースドルフ社は1940年代以降よりプラスチック製品の製造に進出。
HDPE(高密度ポリエチレン)素材を使用し注ぎ口などにこだわった様々な種類の燃料用キャニスターや容器を製造、2003年には燃料タンクの製造分野でヨーロッパシェア第1位の会社にまで成長した。
キャップ部分はご開放防止の為に押し込んで回さないと開かない作りになっています。「安全第一」で作られているので車での運搬時や小さなお子様のいらっしゃる家庭でも安心してご利用頂けます。
本体横にはノズルが収納されています。ガーデニングのジョウロとして使ったりアラジンストーブの様な対流型のストーブへの給油の際には、重たいストーブ自体をタンクの傍へ持っていくよりも5Lのタンク持ち歩いた方が断然楽です。
Premiumモデルもあります！
Hunersdorff Fuel Can Premium 5L ■
黒いボディーに赤と黒2つのノズルが付いたプレミアムモデル。中に入れるもの(灯油or水)でブラックのプレミアムモデルとカーキのプロモデルを使い分けても良いと思います。個人的に考えた、この黒いボディーを最大限に生かした使い方がこちら….
「水を入れて直射日光にさらす！」です。夏場のトレランや沢登り、サーフィンやSUP等の水場のアクティビティー後に少しぬるいお湯を浴びたい。そんな時にはアクティビティー出発時に車の屋根の上等、陽に当たる場所にタンクを置いていきます。季節や日照時間の影響はありますが、帰ってくる頃には冷たい水から少しぬるいお湯に変わっている！という作戦です。
ツーリングキャンプのお供に！
Hunersdorff Fuel Friend 2L ■
他のタンクと比べて2リットルと容量は少ないですが、3倍近くもヘビーウェイトボディに作られている為ツーリングキャンプ等のバイクで持ち運ぶのに適したモデル。オートキャンプと違い、ある程度荷物が制限されるツーリングキャンプでもお気に入りの灯油ランタンや灯油ストーブを使いたいヘビーデューティー派は少なくないはず！そんなアイテムを使う為の燃料を運ぶのに丁度良いサイズとタフさを兼ね備えているのがFuel Friendなのです。
Made in U.S.Aの収納ボックス
HAYES TOOLING & PLASTICS Utility Box Small ■ Large ■ Tall ■
HAYES社はアメリカ カンザス州オラセにて創業し、50年以上にわたり様々なプラスチック製品をメイドインU.S.A.にこだわり生産しており、その品質の高さから多数のアイテムが米軍にも納入されています。開閉しやすい片開きタイプで用途に応じて3つのサイズ(写真左からSmall,Large,Tall)からお選び頂けます。そして何よりも男心を擽るこの見た目。自宅のガレージや車に積んでおいたらカッコイイこと間違い無しです。
Smallサイズに収納出来る物
Small サイズ(内寸約W31.2×D15.8×H10.8cm)にはペグやハンマーを収納するには丁度良いサイズ感。写真のペグはNatural Spirit/シェルター ステイク■ を使用。全長320mmの為、真っ直ぐに収納することは出来ず斜めに入れています。
GSIのホウロウカップ■やPORLEXのコーヒーミル■、ONE DRIP POTE ■等を収納しておけばコーヒーセットの出来上がり。コーヒー豆は量に応じてNALGENE■のジャーやボトルに入れて持ち運ぶのがお勧めです。
Largeサイズに収納出来る物
Largeサイズは中に取り外しの出来る間仕切りが付いています。内寸は約W33×D19.5×H19.7cmとなっており、間仕切りを付けたままならカメラの機材や工具類のケースとして。間仕切りを外せば比較的大きな物を入れられるので使用する幅が広がります。
いざ使おうとすると「あれ？どこに置いておいたっけ？」となる燃料系。空のフューエルボトル等も纏めておけば必要な時に探し回る事もありません。(運搬中、液体燃料の液漏れにはくれぐれもご注意下さい。)
さらには、Camerons ミニスモーカー ■とスモーキングチップ 450ml ■がピッタリ入ります。燻製セットの完成です。家のガスコンロやIH調理器具で使用する際にもチップとスモーカー本体のセットで使用するのでこのセットのままキッチンの棚に並べておいても良いと思います。
Tallサイズに収納出来る物
Tallサイズには内蓋が付いてきます。内蓋無しで内寸約W31.2×D15.8×H24.2cmとなっているので比較的高さのある物の収納向き。
内蓋を外すとお皿等の食器の収納に丁度良く、お皿とお皿の間にはLunch Mat ■を挟んでおけば緩衝材替わりになって割れるのを防いでくれます。
内蓋を上手く使えばトレイルレースで必要な装備一式を収納可能。頻繁にレースへ参加される方は本体の蓋内側に必携装備のメモを予め張り付けておけば、その都度あれこれ考える手間が省けます。
個人的に使いたい用途がコチラ。ボードやスキー板のチューナップギアを入れておきたいんです。深さがあるのでアイロンも余裕で入り、ワックスやスクレイパー、ブラシ等の道具一式が入れられるのが魅力的。今までホームセンターで販売されているツールボックスを使っていたのですが、真剣にUtility Boxに変えようか考え中….。今のボックスも使えない事はないんですが、Utility Boxの見た目がカッコよくて…。道具を選ぶ上で機能性も大切ですが、気に入るか気に入らないかも大切だと思うんです。
Made in Italyのディスペンサー
marchisio Oil Drum 10L■ 12L■
元々はオリーブオイルを入れるためのディスペンサーですが、水を入れても使用出来ます。ピカっと光るボディーは錆に強いステンレス製。保冷機能はありませんが、よくあるプラスチック製のディスペンサーとは一線を画したデザイン性があります。
蛇口部分は取り外して洗浄可能。口にする物を入れるのでやはり「清潔」にしたいところ。本体と蛇口の接合部分に使用されているパッキンは劣化してもご自身で簡単に交換可能です。
本体の底には「MADE IN ITALY」の文字が刻印されています。今回ご紹介させて頂いたアイテム全てはメーカーが「自国で生産」しているという共通点があります。海外で生産すればコストは抑えられますが、敢えて自国生産に拘るのは「良い物」を作る為であり、それだけアイテムに拘りがある証拠。拘りアイテムを手にとると何だかワクワクしてしまうのは私だけでは無いと思います。各国のアイテムをお気に入りアイテムの一つに加えてみませんか？
本日は、ブログを書きながら自分の「道具や価値への拘り」について考えていた松下がお届けしました。