アウトドア用ソックについて

今年の9月に、家の敷地にあった古い家を壊し、そのついでに、庭に植えてあった、色々な木々も無くし更地にした。家の窓から眺める景色が一変し、僕も飼い猫も様変わりした庭を眺めては、その新鮮さを楽しんでいた。

ただ、10月になり伐採した庭の木の中に金木犀があった事を思い出した。

生まれてからずっと庭の金木犀の香りをこの時期に楽しみ、秋を感じていたのに、今年からはそれが無くなった。昔好きだった女性が使っていた香水を、街でふとした瞬間に感じると蘇る思い出のように、今は金木犀の香りに懐かしさを感じてしまう。

 


アウトドア用ソックについて

 アウトドア用ソックス(靴下)は、一般的なソックスに比べて高価なモノばかりですが、その履き心地は雲泥の差があります。

 1時間程度の運動や遊びであれば、どのようなソックスでも気にならないと思いますが、数時間から場合によっては、1日以上履き続けるソックスは、楽しい時も辛い時も常に足元で我々をサポートしてくれます。だからこそ、絶対にソックスには拘った方が良いのです!

今回のBLOGでは、moderateが取り扱うソックスをダイジェストでご紹介させて頂きます。

 


素材について

moderateが現在取り扱っているソックスの素材は、ウールをメインにした物と、化繊をメインにした物の大きく分けて2種類。

 

その特徴は、トップスのベースレイヤーとほぼ同じだと思って頂いて問題は無いと思います。

 

《ウールをメインに使用したソックスの特徴》

・臭いにくい。

・調湿効果で足の蒸れを感じにくい。

・濡れていても不快感が少ない。

・化繊に比べて強度が少し落ちる(想像している以上に長持ちします。)

 

《化繊をメインに使用したソックスの特徴》

・速乾性が高い。

・ウールメインのソックスに比べて強度が強い。

・熱が籠りにくい(厚さによる)

・ウール系ソックスに比べて買いやすい価格のモノが多い

 


ソックスの丈

ソックスの丈(長さ)は、ブランドによって様々な呼び方(名称)がある為、お選び頂く時に、「?」と、なる方も多いと思います。おおよそではありますが、日本でも馴染のある呼び方で、丈の長さをご紹介させて頂きます。

 

《くるぶし下:NO-SHOW 》

主に、普段履きやロードランニング等にお勧め

 

《くるぶし上:MINI CREW、1/4ソック、¼ CREW、MID-CALF 》

トレイルランニングシューズ等のローカットシューズとの相性が非常に良い。勿論、普段履きにもお勧め。個人的に、トレイルランニングの時に非常によく使う丈。

トレイルランニングの時にくるぶし下(NO-SHOW)を履くと、くるぶしやアキレス腱のあたりから、砂や小石がソックスの中に入ってくる事が多くなるので、使わないようにしている。

(↑NO-SHOW丈を履いた時に出来る、足首回りの隙間の写真)

 

《スネ中(なか)・ふくらはぎ中央:CREW、MICRO CREW》

多くのシューズとの相性が良い中で、ミッドカット以上の登山靴を履く方にお勧め。個人的には、少し涼しくなってきた時期のランニング等で使う事もあります。

 

《ヒザ下(ロングソックス):ブーツソックス、OVER CALF、》

寒い時期やハイカットブーツ等に履く時にお勧めの丈感

(※写真後日アップ)

 


ソックスの構造

一般的なつま先がラウンドしたノーマルタイプか指が5本や足袋スタイルのモノがあり、ブランドによっては、着圧や土踏まずのアーチを支えるような機能的なソックスもあります。

アウトドア系のソックの殆どが、スレに対する事を非常に考えており、その殆どが、縫い目などの段差が肌面側にこないように設計されています。また、製品によって、ソックスにクッション性を出す為に、パイル状(タオル生地のような感じ)に編み上げたモノを使用し、足裏だけクッション性を出すように配されていたり、足全体に使用する事で、クッション性+保温力を高めたりと、多種多様な構造でラインナップされています。

 


ブランドのご紹介

 

POINT6 (ウール系)

2008年に、Smartwoolの創業者の一人であるピーター・デュークス(Peter Duke)と妻のパティ・デュークス(Patty Duke)によって設立された、高品質なメリノウールソックスを中心に製品展開しているアメリカのブランド。原糸の作り方かたから非常に拘り、一般的なウールに比較して25%以上の耐久性向上を実現

■POINT6の製品をチェック

 

Darn Tough(ウール系)

細部にこだわり、一足一足丁寧に高密度に編まれたソックスは、形崩れしにくく、優れたフィット感を提供。また、最大の特徴でもあるライフタイム保証(無条件の生涯保証)。ソックスが破れたり、劣化した場合には、新しいものと交換することができます。この保証制度が、ブランドの耐久性への自信を示すものではないでしょうか。

■Darn Toughの製品をチェック

 


Injinji(化繊・ウール)

アメリカを拠点とするソックスブランドで、5本指ソックスで有名なブランド。特にランニングやトレイルランニング、ハイキング、ヨガなど、多様なアクティビティに向けた機能性ソックスとして高い評価を受けている。5本指ソックスの形状により、他の一般的なソックスとは異なるフィット感と足のサポートを提供しており、足の健康を重視した設計が特徴


※製品によっては、指先までパイル状になっているモノもあります。

■injinjiの製品をチェック

Drymax(化繊)

ドライマックス(Drymax)は、足を常にドライに保つ高機能ソックスブランドで、特にランナーやトレイルランナー、ハイカーに人気。吸湿速乾性に優れた特殊な二層構造の素材を使用し、水ぶくれや摩擦を防ぎ、足の快適さを保ちます。耐久性が高く、長時間の運動にも耐える設計で、プロアスリートにも支持されています。

 
※モデルによって、1つの丈で折り返す事で丈感とデザインを変える事が可能。

■Drymaxの製品をチェック

 


 

冒頭にも書きましたが、ソックス1足あたりのお値段は、ファストファッション系の店舗に陳列されているようなソックスに比べてお高いと感じると思いますが、その履き心地や使用するメリット、そして、タフさはアウトドアブランドならでは!既にお持ちの方は、既に実感されていると思います。そして、今悩まれている方は、是非、旅のお供の1足をご検討してみては如何でしょうか。

 

投稿者:飯田

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