SKINNERSの取り扱いがスタートしました。

ここ数年で、市民権を大きく得ているベアフットシューズ。今、思い返せば自分が初めてベアフットシューズを手に入れたのは約16年前。ビブラムファイブフィンガーズのKSOブラックを当時愛用していました。ベアフットなんて概念が全く認知されていなかった当時、よく周囲の友人に「5本指に分かれているけど、それって水虫対策のシューズ?」と言われていました。笑

確かに知らない人から見たら、奇抜な見た目でそう思われても仕方がありません。当時は、ベアフットシューズはスポーティーなデザインの物が多かったり、特徴的な見た目をしている物が殆どでどうしてもストイックなイメージがついて回りました。

 

本日、ご紹介させて頂くSKINNERSは、そんなベアフットシューズのイメージを変えるべく、日々の生活に美しく溶け込むプロダクトを開発している、チェコ生まれのシューズメーカーです。

 

 

SKINNERS Wanderer

コットンキャンバスのシューズは沢山のメーカーが製造していますが、ベアフットタイプとなると、私が知る限り片手で数える程度のモデルしか存在していません。そんな数少ないコットンキャンバスのベアフットシューズであるSKINNERSのWanderer。

 

日常からベアフットスタイルで過ごしたい方に向けたモデルであり、通気性に優れたコットンキャンバス素材をアッパーに使用しているので、カジュアルなデザインに仕上がっています。オフィスで履いたり、通勤、通学、週末のお出かけにと、今のライフスタイルにそのまま落とし込めてしまうのが最大の特徴。

 

ライニングには木材パルプ由来の素材であるテンセルを使用しており、非常に滑らかなタッチになっています。また、テンセルには自然なバクテリア抑制効果もある為、靴の中を清潔に保ち、ニオイの発生を軽減してくれます。

また、テンセル自体は木材から生産されており、木材も自然の中からバッサバサと切り倒してくるのではなく、きちんと計画栽培されたものになります。オーストリアとその近隣の国の持続可能な森林から調達された再生可能なブナ材を主な原料として製造されている為、環境への負担も考慮された素材でもあるのです。

 

そして、アウトソールには籾殻が混ぜ込まれています。よ~く見るとアウトソールの中に粒々感が散見されるのですが、籾殻のそれです。勿論、 柔らかめのアウトソールなのでちゃんと足の動きに追従してくれますよ。

 

お好みでインソールを外して履けるようにもなっており、お好みやシーンに合わせて変えて頂けます。インソール無しでは、よりダイレクトな地面感覚を楽しめますし、旅行などで長時間歩いたりする時にはインソールを入れてあげることをおすすめします。

 

たった数ミリのインソールですが、アリとナシでは履き心地が結構変わるんです。ダイレクトな足裏感覚が好きで日常から薄いサンダル系を履いている方ほど、この数ミリの差は実感頂けると思います。

 

そして気になるのはXEROSHOESとは、どう違うのか?というところ。SKINNERSとXEROSHOESの両方を愛用させて頂いている自分としては、何より地面ダイレクト感が好きな方にはXEROSHOESがおススメで、もう少しカジュアルに楽にベアフットシューズを履きたい方にはSKINNERSがおススメです。実は、XEROSHOESにもコットンキャンバスモデル(ディロンキャンバス)が存在しているのですが、Wandererの方が踵まわりの安定感が高いように感じます。これは、アウトソールが踵部分のみせり上がっているからと思われるのですが、これによりヒールカップとまではいかないものの、ディロンキャンバスよりも踵の安定感が高いように感じるのです。横幅は同等のサイズでWandererよりもディロンキャンバスの方がやや広いように感じました。

また、履き心地は好みによるところとなってしまうのですが、Wandererのアウトソールは4.5mmなので、薄いように捉えられるかもしれませんが、インソールと合わせれば普段履きで気持ちよく履ける適度なクッション感もあります。(普段、ジェネシスのようなペラペラ系サンダルを愛用している身なので、感覚がおかしくなっているだけかもしれませんが…笑)

トレーニングやランニング等の運動する時にベアフットシューズを履いて頂くのも良いのですが、個人的におすすめの導入の仕方は、まず普段履きです。理由としては、いきなり頑張るシーンでベアフットシューズを履くと故障のリスクが高いから。やはり、普段使っている筋肉とは異なる部位に負荷がかかる事もある為、普段からそれなりに慣らしていく必要があります。故にWandererのような日常に溶け込みやすいシューズは、最初の一足にも非常におススメ。目前に迫るお盆休みはベアフットシューズでお出かけしてみると、いつも以上に軽快な足運びで過ごすことが出来るかもしれませんよ!気になる方は、是非店頭で試してみてください!

本日のブログは松下がお届けいたしました。

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