今時期に丁度良いロングパンツ色々。

先日のスタッフギガによるブログ■。白馬国際クラシック50kmを苦しみながらも楽しんで、友人と共に無事完走してきた様子が伺えます。彼にとっては初めてのレースであった為、反省点も沢山あるとは思いますが、次に活かしてよりトレランレースを楽しんでくれればと思います。

かくいう私も昨年、同じ白馬国際50kmを走らせて頂き、灼熱の太陽と永遠に続くかに感じるゲレンデの登りにコテンパンにされました。ギガとは「あそこの登りはヤバいよね~!」と共に同じ苦しみを経験した者同士にしか分からない話をしていて、ふと思ったんです。

苦しみと喜びという相反する感情と、その先にある楽しいという感覚の共有

きっとこれもトレランレースの一つの魅力なのかもしれない…と。
一人だったら諦めてしまうような時でも、お互いにプッシュし合える人が近くにいれば頑張れるように、レースが終わった後に「あの下りはズルズルに滑って本当に苦戦した!」、「○○エイドで食べた蕎麦がめちゃくちゃ上手かった」といった記憶と心に残った経験を多くの人と共有できるのは、レースならでは。

今週末には信越五岳が待っています。当店のスタッフ飯田も含め、お店にお越し頂いている多くのお客様も参戦されるビッグレース。きっと今回も一人一人のドラマが生まれることでしょう。そして、無事走り終えた暁には、是非レースのお話しを聞かせください。当店の若手スタッフ達は信越五岳に出たくて鼻息をフンフン鳴らせているので、皆様のお話しを楽しみにしています!

Have a Good Run !!

※忘れ物だけは無いようにお気をつけ下さい。


 

本日のブログの本題。今年の9月、涼しくないですか?

と言うより、ここ数年の9月が暑すぎたと言った方が正しいのかもしれません。去年の9月は短パン&スリーブレスで過ごしていたのですが、今年は早くもスリーブレスは走る時ぐらいしか出番がありません。ここ三重県は涼しい気温に晴れの日が中々無い事も相まって、秋気分が急速に上昇中。短パンでは夏気分が過ぎるし、とはいえロングパンツだと暑くなるし。何を履いたら正解かが分からない日がず~っと続いています。

きっとこの現象は三重県だけでなく、多くの場所で巻き起こっているのでは無いかと勝手に推察して、私的に、夏なのか秋なのか今ひとつハッキリしない今時期におススメのパンツをご紹介させて頂こうと思います。

気温は高くないけれど、まだまだ湿度が高いこの季節。快適に履けるパンツは、ずばり薄手ロングパンツです。

薄手生地は適度に風を通してくれて、動きやすさもちゃんとある。尚且つ着心地も軽やか。そしてロングパンツの様相であれば季節感も捉えた着こなしもできる。そんなパンツが端境期にはピッタリハマります。

 

patagonia Men’s Terrebonne Joggers

「薄手パンツ」と聞いて、きっとこのテルボンヌジョガーが頭に浮かんだ方もいらっしゃると思います。パタゴニアのロングパンツの中でもベストセラーと言っても過言では無い超人気パンツ。

なんでそんなに人気なのか。それは、テルボンヌが究極のマルチパンツだからです。ハイキングや登山、ボルダリングはもちろん冷涼下でのランニングやジムワークにヨガ等々、一着であらゆるスポーツをこなせる万能パンツなのです。

 

ウェストはシンプルなドローコード。左右のポケットは内側がオールメッシュ生地で汗抜け重視のデザイン。

 

この後にご紹介させて頂く他のパンツも同様ですが、薄手生地は基本的にリップストップ加工が施されています。やはり生地が薄くなると強度面で不安が出てくる為、薄さを保ちながらも耐久性を上げるにはリップストップが必須。

 


163cm/54kg  Size:S / Color:RVGN

私の体格(163cm/54kg)ですとパタゴニア製品はXSサイズ(日本Sサイズ相当)がジャスト。しかし、テルボンヌは少しユルメのSサイズ(日本Mサイズ相当)が好み。XSですとピッタリし過ぎてランニングタイツに近いフィットになってしまう為、ガッツリ走る目的のみで履くのであればジャストサイズをおススメしますが、多用途に使われたい場合はワンサイズアップのユルっとフィットがおススメです。

 

そして、テルボンヌのお気に入りポイントが脹脛回りの立体裁断。よく見ると膝裏あたりに横方向に縫製が走っているのが分かります。これにより膝や脹脛回りの自由度が非常に高くなっているんです。特に私は身長に対して脹脛が太いのでテーパードがかかったパンツはウェストに合わせると脹脛回りがパツパツになってしまう事が多々あるのですが、テルボンヌの場合はその心配は全く無し。

 

ポケッタブル仕様ではありませんが、後面のジップポケットに入れる事も出来ます。そしてSサイズで実測値157gで担いでも大して重くない。故に旅行などに持って歩くのにも向いています。この後ご紹介させて頂く他のパンツも全て軽量で、それ故に履き心地も軽やかになっているのです。

ちなみにW’sモデル■も取り揃えており、M’sよりも生地が柔らかな素材となっていて、より履き心地は気持ち良いタイプとなっています!

 

HOUDINI Men’s Pace Light Pants

細身でスッキリシルエットのパンツが多いHOUDINIですが、このペースライトパンツは太もも回りゆったりで裾に向かってテーパードが効いたシルエット。活躍するシチュエーションは先にご紹介させて頂いたテルボンヌと一緒で、万能型薄手マルチパンツ。

 

ただ、随所にHOUDINIらしいスマートなデザインが隠れており、両サイドに配されたジッパーポケットはコンシールファスナーとなっており、よく見ないとジッパーがある事が分かりません。

 

ポケットの配置自体もサイドの縫製ライン上にあるので、ポケットが付くことによるゴテゴテ感も全く無く、洗練された見た目になっています。

 

 

ウエストとレッグエンドの両方にフィット感を調整できるドローコードが付いているので、アクティビティーによって裾の長さも調整しやすくなっています。

 


163cm/54kg  Size:S / Color:Purple Gray

 

おススメのフィット感はテルボンヌ同様のちょいゆる。私の身長でSサイズだと裾は余ってしまいますが、裾のコードを絞るか内側にかるく巻き込んで履けば問題ありません。むしろ、私は海外メーカーの裾長い問題は潔く諦めています。笑 

それに普通に立っていて裾が長く感じるくらいの方が、山やクライミングで大きく足を上げた時に足首が出過ぎずちょうど良かったりするんです。

 

こちらはSサイズで112gとまた軽い!また、生地はシャカシャカ音が出にくく静音性も考えて作れています。走っている時にシャカシャカ音がずっと続くのは地味にストレスになってくるので、長時間動く時には静音性も重要な要素になり得ます。

 

 

山と道 Light 5-Pocket Wide Pants 

山と道のロングパンツの中で一番涼しく履けるのがこのパンツ。日本の伝統的な作業着であるモンぺとバルーンシルエットというふたつの異なるアプローチを元に2年の歳月をかけて独自のパターンとシルエットが完成した抜群に動きやすいパンツ。

 

ご紹介しております他パンツとの違いは、ワイドなシルエットに加えてベルトが付いていること。パンツ自体の履き心地を軽やかにしようとすると、軽量化の為にドローコードにするところを敢えてのベルト仕様なのです。

 

その理由は、製品名の通り設けられた5つのポケット。ハイキング中に色々な小物を収納できるよう的確なポジションに配置されたポケットなのですが、沢山物を入れるとドローコードではパンツ自体がずり下がってきてしまいます。そこでしっかりと固定できるベルト仕様になっているのです。

 

そして、5つのポケットは全て底部がメッシュになっています。これにより渡渉した際や、ウォーターアクティビティーの際にポケット内に水が溜まらず、ちゃんと排水出来るようになっています。

 

ポケットも沢山付いて、ベルトも付いてとなると200gぐらいいくのかな…と思っていたらSサイズで実測約150g。これだけ沢山のパーツが付いているのにも関わらず、驚きの数値です。ちなみに、後ろ面にあるジッパーポケットに収納できるか試してみたところ計測写真の様に上手く全部収まりました。一番大きいXLサイズでも試してみましたが、問題無く入ったので持ち運ぶ際には試してみてください。

 


163cm/54kg  Size:S / Color:Woodbine

 

Wideパンツシリーズはユニセックスとなっており、私の体格でSが丁度良いぐらい。太めのシルエットによりパンツ内の空気が動きやすいので換気が促され非常に涼しい。真夏でも気持ち良く履けると言っても過言では無いロングパンツです。

 

PERTEX EQUILIBRIUMの生地は、ストレッチ性も備えており二重織り構造により肌離れも良い素材。故にダクダクに汗をかく真夏でも肌にペタペタ張り付いて動きにくさが生まれにくく、快適に行動し続ける事ができます。

 

 

AXESQUIN 凌 タッツケ 

本ブログでも何度か紹介させて頂いてる癖強アイテムのタッツケ。製品名のタッツケは漢字で「裁着」と書き、現代の様にストレッチ素材などなく贅沢もできなかった時代、貴重な反物を無駄のない裁断で、それでいて動きやすく作られていた日本版ワークウェア。

 

こちらの型紙図の一番右がタッツケ袴になります。もんぺ、かるさんと共に日本独自の作業着として作られてきており、貴重な反物を無駄にしないよう殆どが直線的なカッティングでデザインされています。

 


163cm/54kg  Size:M / Color:ケシズミイロ

その裁着袴を現代版にアレンジしたものが本モデル。ゆとりあるシルエットにより、山と道のWideパンツ同様、内部を空気が循環して涼しく動ける。もともと裾丈が少し短めに設定されているのですが、少し大きめに履くと丁度良い丈感+さらにユルっと履けるので私はワンサイズアップのMで履いています。

 

和の雰囲気をビシビシ感じるパンツなので、正直見た目で好みが分かれるタイプですが意外と着合わせしやすくて、気が付いたら良く穿いている。そんなポジションに躍り出てくるタイプなんです。そして、ワークパンツらしく立ったり座ったり、しゃがんだままで作業したりも楽々なので、テント場回りでの調理やハンモック回りでネイチャーストーブを楽しんでいる時でもストレスフリーで過ごせます。

 

裾には穴が開いているのですが最初からドローコードは付いておらず、裾を絞りたかったら自分で付けなさいスタイル。私は、凌のこのタイプのパンツには全てコードを後付けしているのですが、気分でシルエットを変えられるのと自転車に乗る時にはやっぱり絞れた方が便利。ちなみにコード&コードロッカー、必要な道具等全て百均で手に入るので、簡単安価に改造出来ますよ。

 

ポケットの位置は手を降ろした時に丁度よいポジションに左右ジッパーポケットがあります。地図を丁度入れやすいサイズ感になっているのですが、生地が軽いので携帯電話等の重量がある物を入れると引っ張られるので、ポケットに入れるのは軽い物だけがおススメ。

 

 

持ち運びたい時はウェストのドローコードを引っ張り出して、クルクル丸めて留めてあげるとスマートに纏まります。

 

Mサイズで実測値約108gと今回ご紹介させて頂いたパンツの中では最も軽量。これだけ軽いとテント泊や小屋泊の際に着替え用として携帯していくのもアリです。

 

こちらの生地も二重織りで、肌面に凹凸が付いているので肌へ張り付きにくく、軽くて生地が薄い分、速乾性も抜群なので旅行先で洗濯しても直ぐに乾きます。

機能面もさることながら、日本独自の文化を基につくられたタッツケは、その手の衣服が好きな方に是非手に取って頂きたいアイテムです。

 

たくさんパンツをご紹介させて頂きましたが、まだまだ先の天候が読めません。このまま秋が深まっていくのか、昨年同様に暑い10月を迎えるのか。体温調整が難しい時期でもありますので、それぞれに合ったベストなパンツを見つけて頂ければと思います。

本日のブログは松下が

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