メインの素材はタフな1000デニールのナイロン、80年代の古き良きヘビーデューティープロダクトへのオマージュが杢の入ったナイロンの表情と独特なカラーで表現されています。
【マルチファブリック】
日本の山域に多い花崗岩などの岩場においてのスレなどに強く、また冬期にスキー等をサイド部分にアタッチした場合にも対応できる強靭な素材を選んでいます。
冬期にピッケルやアイゼンと干渉する、フロントパネルや摩擦頻度 の高いハーネス部分には割けに強いダイニーマ X グリッドストップを使用。
スレが多く水に濡れる頻度の高いボトムとロールトップ部分には軽量で強く、また防水性の高いX-PACを使用しています。生産効率のみを追求するのではなく、適材適所の考え方で素材選択を行った結果、このマルチファブリックの結論に達しました。
【デイジーチェーン】
RawLow Mountain Worksのバックパックには特徴的なデイジーチェーンが付いています。
これは過去の偉大なクライマーたちへのリスペクトの想いが込められているアイコン的な箇所でもありますが、使い手のイメージで色々と拡張して使用して欲しいという、我々の想いも込められています。
ギアループやアックスホルダー等、単なる軽量化だけには走らず、必要だと思うパーツは積極的に残しています。
【インナーパッド】
見えない部分である背面パッドやショルダーハーネスのインナーパッド類は、テストを繰り返しながら自分たちが納得の行く背負い心地に適した部材を選んでいます。
はじめは少し固いと感じるかもしれませんが、ロングハイク時に疲れにくく、使い込むうちに身体に馴染んでくるように設計されています。
我々が目指したのは実際の重さを感じさせないバックパック。ハーネスデザインと付け位置のバランス、インナーパッドとの相性によってバックパックの背負い心地は驚くほど激変します。
ベースウエイトをいくら軽量化出来てもこのバランスが崩れてしまっては本末転倒ではないかと我々は考えています。
また、我々はバックパックをおろした際のショルダーハーネスの美しいたたずまいにも拘りを持ってデザインしています。
■サイズ
S/M=(背面長420mm)
M/L=(背面長470mm)
■容量
S/M=36~40L
M/L=38~42L
■重量
S/M=650g
M/L=660g
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