ファストパッキング、アドベンチャーレース向けの高機能ザック – S-LAB PEAK 20

桜、満開ですね。
ほんの数日だけの、このシーズンの華やかさは昔から大好きです。
いよいよ山泊にも快適なシーズンの到来です。
今年はもっと遊びのクオリティを上げていきたいです。

サロモンから発売された期待の新型!
ファストパッキングやアドベンチャーレース、自転車ライドなどにばっちりハマる20Lクラス。

S-LAB PEAK 20 (⇒)
この雰囲気、かなり好きです!
とにかくカッコいい。

容量は22L。
ザック重量は480g。
見た目よりは重量がある印象です。

背中側の荷室はシンプルなつくりなのでそれほど重量はなく、
後ろ側が軽量な割に、身体前面ハーネス部分にポケットが多いために重量があるように感じます。
(このザックにはフラスクは付属しません。)

背負うと、このくらいのサイズ感。
166cm,59kg、胸囲89cmでSサイズがフィットしました。
そのほかサロモンのベスト型ランパックやULTIMATE DIRECTIONの各ベストもSサイズをチョイスしています。
既存のサロモンのベストパック同様、後ろから前にかけて上部から荷重がかかるために、
後ろ下側に身体を引っ張られることもなく非常に快適なフィット感が得られます。
超幅広のメッシュでできたハーネスも、柔らかく身体を包み込み荷重を分散させてくれます。

メイン気室へのアクセスは縦にガバッと大きく開くジッパーにて。
ダブルジッパーなので、荷物を詰めている状態でも望むところにアクセスしやすいのが特長。
テラノバのレーサーシリーズがそうでしたが、このシステムとても便利です。

好みはありますが、パッキングのしやすさ、中身の分かりやすさに優れています。
デメリットを言えば、大きめの防水パックライナーひとつで防水対策をとる場合は、
中身に非常にアクセスしにくくなってしまいます。
いくつかのスタッフサックで分ける方がいいですね。

荷室の1/3くらいの箇所に、パック内部を仕切るメッシュが付いています。
これのおかげで荷重が下がりすぎるのを防ぐ、使用頻度の低いものとすぐに出したいものとの混濁を防ぐ、
下部のアイテムの揺れを防ぐなどメリットが生まれています。
スリットから外しておけば1気室のパックとして使うことも可能です。

身体前面のポケットは、
上部のジッパーポケット、
サロモンの500mlソフトフラスクがフィットするストレッチメッシュポケット、
マチ付きの下部の大型ポケットの3種。
脇下部分にはポケットはありません。
また、メイン気室の外側下部にもポケットが両サイドにあります。

背面のパッドは取り外し可能。
時にはシートとして使ったり、枕代わりにしても良いかもしれません。

チェストストラップは3本。
各部のポケットも使いやすいところに配置されています。
また、このパックの最も革新的と言える部分は、
パック全体に張り巡らされたコードによるコンプレッションシステムとフィットシステムにあるといえます。
操作する箇所はいくつかありますが、大きく見ると2種類の部分。
白いコードと黒いコード。

白がコンプレッション、黒が主にフィットを担当。

パック上面にあるコードを引っ張るとメイン気室が圧縮されます。

背負った状態で簡単に全体のバランスを調整できます。
これ、素晴らしいです。
さらに、上部からつながるコードは、脇下部分にてフィットの調整も兼ねます。
フロントハーネス上部ポケットの下側にある黒いコードはスタビライザーの役割を持ち、
身体にパックを引きつける方向に調整ができます。
細部を見れば見るほどサロモンのこだわりが見え、
パフォーマンスを追求するブランドの底力を目の当たりに出来ます。
このこだわりは、S-LABシリーズだからこそ実現したのではないでしょうか。
今年のOMMレースで上位を狙うならばこのパックも候補の一つに上がってくると思います。
またOMMだけでなく、更に軽量化を意識したファストパッキングスタイルやアドベンチャーレースにも適していると思われます。
このフィット感は体験する価値が大いにありますよ!
 

texted by かなり好き系なザックを見つけて嬉しいキョヲヘイ

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