対策しておけば雨もまた楽し。

雨の降りしきる御在所岳へ行ってきました。
今回はランニングスタイルで。
いつも人が多く、賑わっているメジャールートである中登山道(中道)。
とても走ったりスピードハイクで抜けたり出来るルートではないので、敬遠しています。
しかしこの日は平日であること、雨であること、御在所ロープウェイが6月下旬まで定期点検休業中であることから、
登山者も非常に少ないであろうと予想できたためにこのルートを選択。
予想通り、誰にも会うことはありませんでした。

今年はあまりに雨にあうことが多いために、もう自分は慣れっこです。
一周回って雨の方が楽しくなってきました。

(地蔵岩)
中道と言えば奇岩に多く出会えるルートなので、展望が悪くとも景色を楽しむことが出来ます。
体力のあるメンバーなので、登りはガシガシとこなしていきます。
自分でも驚くほど短く感じてしまいました。

(コアジサイ)
水分に覆われた山はとても雰囲気が良く、気温も適度でとても快適。

トレイル脇の岩を登ってみたり。

晴れていれば伊勢平野や鈴鹿山系など景色に目が行きますが、グレーの背景にくっきりと浮かび上がる御在所の山肌がとても格好いいと改めて感じました。
今回の行程を通じて雨が降り続いていたわけですが、荷物の防水対策はしっかりしています。

多くの防水グッズがあるので優劣付けがたい部分もありますが、
大事なのは濡らしてはいけないものをいかに濡らさないようにするか。
地図、エマージェンシーキット、シュラフ、着替え、保温具、ライトやバッテリー・GPSをはじめとする電子機器など。
写真左のgranitegearや、写真右のEXPEDの防水のスタッフサックにまとめて入れてもいますが、
さらに確実に守りたいものに関してはLOKSAKなどでさらに小分けにしているものも。
第1回のOMM Raceで、ザックの隙間から入り込んだ水滴がシュラフやインサレーションウェアの一部を濡らし、肝を冷やしたこともあります。
撥水ダウンや化繊綿のウェアを使用していたことや、気温が大きくは下がらなかったことから事なきを得ましたが、2度としたくない失敗ですね。
原因は、防水性の高いザックに対して過剰な安心感を抱いていたこと。
基本的にシンプルな構造のザックを使用することが多いため、ザックが濡れることや、
水を含んだ際の重量増はあまり気にしていません。
それはランニングパックでもそうですが、中身にパックライナー的に防水スタッフサックを使うことで解決しています。
写真左から
granite gear eVent Uberlight Drysack(⇒,)
超軽量防水素材で出来たコンプレッションサック。
LOKSAK (⇒)
言わずと知れたミルスペック・ジップロック。防水の定番アイテムで何度でも使えます。
LIFEPROOF (⇒)
iPhoneを確実に守りたいならこのケース。防水の他、防塵、耐ショック、防雪。そして軽量です。
EXPED Fold Dry Bagシリーズ (⇒)
非常に薄手で軽量であるにも関わらず完全防水のスタッフサック。
サイズも豊富で使いやすいです。

濡れても構わないものであれば対策の必要はありませんし、身体やザック、ウェアなどに関しては多少濡れても気にしない。
そんな気構えも意外と大事かと思います。
大事なものだけしっかり守っておけば、あとは余計な心配をせず自由に遊べるわけです。
ギアに対して不安があるようなら、家で一度防水テストをするのも手ですね。

ちょっとした心配がなくなるだけでも、安心感は大幅に増します。
雨の中で遊ぶ機会なんてそうないですが、山遊びをする上で必ずついて回る雨への対策。
レインウェアのテストやギアの防水テストなど、こういう絶好のシーズンかつ困ったら逃げやすいホームマウンテンで慣れたり試しておくのがおすすめです。
弱点や先入観をつぶしておくと遊びの幅が一気に広がりますよ。
 
texted by そろそろ気持ちいい山にも行きたいキョヲヘイ

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