残雪期に使えるGRIVELの小型パック

桜の開花の便りも届き、いよいよ春本番と言ったところですが、山ではこれから残雪登山が楽しい季節。
学生時代は新人歓迎合宿で毎年ものすごい量の食材を背負って谷川岳に行っていたのをつい昨日のように思い出します。笑
さて、本日はそんな残雪期に調子いいデイパックをご紹介します。
“GRIVEL/エアーテック28”⇒

鮮やかなイエローとポップなアイコンが一目でそのブランドと判るGRIVELらしいカラーリング。
雨蓋をセンターのバックルで留める方式は、無駄を省き、洗練されているけどどこかクラシックなデザイン。
雨蓋ポケットのジッパーにはかわいらしいオリジナルのプルタブが付けられ開閉もスムーズ。

容量こそ大きくは無いですが底面の生地にはマチが付けられているので、行動食や地図、デジカメなどある程度のモノが入れておけます。

(底面の生地を裏から見たところ)

表面の黄色い部分のナイロンはコシも強くリップストップなのでクライミング時の擦れにも対応。

前面にはWアックスをアタッチメントできるホルダーと、ストックもペアで付けられるバンジーコード付き。
同時に2本ずつ付けられるのも珍しく、状況に応じてピッケルとストックを使い分けられるのは嬉しいところ。

両サイドにはメッシュポケット。
ボトルを入れても尚、ゆとりのある大容量サイズ。
ウィンドジャケットなんかも入れられそうです。

ショルダーは太くパットもしっかり入っており、荷物が入っても快適。
クライミング時に肩から外れにくいようS字にカーブしています。
首に当たる部分はメッシュが前面まで張り出し肌当たりも優しくなっています。

ウエストベルトはクッション等入っていないスリング式。
ベルトがだらんと垂れないよう留めておけるゴムはありがたい気遣いです。

背面はフレームやステーなどは使われておらず、全体的にパットが入り、要所要所クッションが厚くなっています。
今日のULパック同様荷物がさほど重くなければノンフレームで充分といった考え方のようです。


ハイドレーションにももちろん対応。
中の背面側にぶら下げるストラップとスリーブ、チューブを通す穴もあります。


独特なのはメインスペースの開閉口。
蓋をする部分の生地が途中で切れているので、開閉もスムーズですし、荷物の出し入れも楽。
蓋の生地も無駄が無くピッタリ閉まり、軽量化にも繋がっています。


容量は28L。
小屋泊まりから日帰りまで幅広く使える万能サイズ。
もちろん年間通してお使いいただけます。
重量は実測629g。
決して超軽量ザックではないですが、ある程度安心感のある耐久性と軽さ、シンプルな使い勝手は、ハマれば最高のパートナーになる事間違いナシ。

一見簡素に見えますが、随所にこだわりが感じられるバックパック。
これで6,800円(税別)のコスパは驚きしかありません。
久しぶりの友人との再会、ボルダーセッションでちょっと機嫌のいい小泉がお送りしました。

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