だんだん日が短くなってきています!山行にはヘッドランプの備えを!

秋も深まり、涼しく感じる日が多くなってきましたね。
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、ドンピシャリのタイミングで季節が変わっていきます。
彼岸花もあちこちで見られるようになりました。
季節がシフトするタイミングには天候が不安定となるのが常ですが、それもひとときの間。
安定してくれば山行には素晴らしい季節の到来です!
注意すべき点としては夏から冬にかけてはどんどん日が短くなっていくこと。
明るい時間が最も長い夏至の季節、6/20前後であれば19頃が日没であるのに対して、現在9月半ばの日没は18時頃。
実に一時間の差があります。
こと山中においては日没を早く感じ、みるみるうちに暗くなってしまいます。
せっかく快適な山中であるのでついつい長く時間を過ごしてしまいがちですが、夏山と同じ感覚でいるとどうしようもなくなってしまう可能性もありわけです。
そのため、このシーズンにおいては夏山以上にヘッドライトを持っておく必要性が高まります。
山に行く頻度が多くないのであれば廉価なモデルでも十分!
最近のLEDの進化は目を見張るものがあり、以前のモデルとほぼ見た目が変わらないのに明るさやバッテリーの持ちが格段に良くなっていたりします。
IMG_8881.jpg
今回はPETZLのヘッドランプのなかでもお安く、コンパクトなモデルをご紹介。 月に一回もしくは2回程度のワンデイハイクがメインで、冬シーズンはお休みという方や、行動は日中のみでランプの使用はテン場や山小屋だけという方にはこのランクがおすすめです。 1泊2日~やオーバーナイトハイク、トレイルランニングなどの使用にはやはり少し心もとないですね。
IMG_8882.jpg
PETZL Tikkina(ティキナ) (⇒) PETZLのラインナップ中最もシンプルなモデル。
最大60ルーメンのスタンダードライティングシステムを採用。
単4アルカリ乾電池3本で、照射モードは60ルーメンモードと15ルーメンモードの2つ。
15ルーメンモードでは最大120時間まで使うことが出来ます。
IPX4基準を満たしているため、雨や雪でも問題なく使うことが可能です。
※ルーメン(lm)とは光源から全方位への明るさを示す単位で、1ルーメンはおよそローソク10本分に相当します。
IMG_8883.jpg
PETZL Tikka(ティカ) (⇒)
Tikkinaをワンランクパワーアップさせたものがこちら。
PETZLではベースとなる形のヘッドランプであり、このモデルネームを中心として多くの派生モデルが作られています。
最大80ルーメンのスタンダードライティングシステムを採用。単4アルカリ乾電池3本はかわらず、照射モードは80ルーメンモードと20ルーメンモード。 照射時間は同じ最大120時間。 全天候型ヘッドランプです。
IMG_8884.jpg
※スタンダードライティングとは?
PETZLのライトの照射特性は大きく分けて3種あります。
・スタンダードライティング
使用時間に対して最大照射力から徐々に明るさが落ちていくシステム。
エントリーモデルや短時間使用を目的として作られたほとんどのライトに採用。
最大性能を引き出せる時間が短いために、継続して明るさが求められる使い方には向きません。
ex.ティカ、ティキナetc…
・コンスタントライティング
一定の明るさを保つように制御されている照射パターン。
時間が来るとガクンと明るさが落ちるため、長時間使うためには都度電池を交換する必要があります。
常に十分な明るさが続いた方が都合のよいナイトハイクやトレイルランニングなどに。
    ex.タクティカ+RGB(⇒),ピクサシリーズ(⇒)etc..
・リアクティブライティング
その時の状況に応じて明るさを自動で調節してくれるテクノロジー。
常に両手を空けておきたい岩場の通過、さらにスピーディにトレイルを駆け抜けたいときなどにもストレスフリーな調光を提供。
バッテリーの持ちが良くなるという利点もあります。
ヘッドランプ本体にセンサーが必要なため、他2テクノロジー採用のモデルと比較して少々大柄になる点と高価格となる点がデメリット。
ex.ティカR+(⇒),ティカRXP(⇒),NAO(⇒
因みに自分はPETZLのヘッドランプが一番好みなのですが、それは豊富なカラーバリエーションとかわいらしいデザインであるから。
POPなカラーを多用するヨーロッパらしいアイテムづくりが表れている点がお気に入りです。
パッケージもダントツでオシャレ!
ずっとフラッグシップモデルのNAO(⇒)を使っていますが、非常に満足しています。
New NAO(⇒)も近々入荷してくるのでとても楽しみです!
また、さらに荷物を軽量化したいという方や、よく知ったトレイルで山にも慣れている方であれば、こんなハンドライトでもメインライトとして使うことも可能です。
NEXTORCH K10 (⇒) 12g(電池含まず)
Max65ルーメン,Min25ルーメン 最大◎時間使用可能 単4電池1本 2,500円+tax
NEXTORCH K20 (⇒) 24g(電池含まず)
Max135ルーメン,Min5ルーメン 最大◎時間使用可能 単3電池1本 4,600円+tax
軽くてちっちゃくてイイですね、これ。
もちろんサブライトとしても。

(K10を帰りの真っ暗な夜道で使用。65ルーメンモード。実際は写真より広範囲が明るく見えます。)
もしもの時のためにメインライト用の替え電池とサブライト、サブの替え電池は絶対に携行してください!
真っ暗な中でメインが電池切れや何らかの故障があった場合、サブがなければどうしようもなくなってしまうためです。
メインとサブの替え電池が同じ種類のものであれば互換性が生まれるため都合が良いですね。
ヘッドランプ、少し前のモデルをお使いの方は買い換えを一度検討してみては?
 

texted by この記事がUPされる頃は群馬の山中を駆け抜けているキョヲヘイ
ちょっと羽織り物が恋しくなる季節。(⇒)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


先頭に戻る