X-TALON 212【】 2008年の発売以来、絶大な人気を誇るモデル。間もなく発売から10年が経とうとしているのですが、今回は「名品」たる由縁をご紹介させて頂きます。

トレイルランニングが今ほどメジャースポーツでは無かった当時。いかついソールパターンに興味を惹かれ手に取ってみると、見た目とは裏腹な軽さにとても驚いたのを今でも覚えています。

 


インパクト大なソールパターン

如何にもスティッキーなソールパターンはX-TALONの代名詞。初めて見た時は思わず2度見する程のインパクトを受けました。足の指の骨に沿って並べられたソールパターンと薄いミッドソールによって足の力をダイレクトに地面へと伝えることが出来、荒れたトレイルや雨上がりのぬかるんだ地面でも高いグリップ力を発揮してくれます。

 


 

ハッキリ分かるヒンジポイント(屈曲店)

前足部にある「META FLEX」と書かれている少し窪んだライン。ここがX-TALONのヒンジポイント(屈曲点)になります。丁度足の裏の母指球あたりにポイントが設けられているのですが、自身の履いているシューズのヒンジポイントを把握しておくのは意外と大切なんです。頭の中で足とシューズの蹴り出しの動きをイメージして意識的に力を入れるだけでもグリップ力は意外と変わります。X-TALONはポイントが分かりやすくなっている分、意識的にグリップを効かせやすいシューズです。

 


 

足へのフィット性を重視

写真左がTRAIL TARON250【】のインソール、写真右がX-TALONのインソールです。パッと見では分かりにくいかもしれませんが、X-TALONの方が細身になっています。

 

重ねてみると一目瞭然。下の黒いインソールがTRAIL TARON、上の黄色のインソールがX-TALONです。TRAIL TARONの黒いインソールが大きくはみ出しているのが分かります。X-TALONはトレイルの斜面でクイックに動けるようシューズコントロール性に重きを置いています。故に前足部をシャープにして足の動きへの追従性を高めているのです。

 


 

より地面を感じる為に

インソールの厚みにもX-TALONらしさがあります。下のインソール(TRAIL TARON)と比べて上のインソール(X-TALON)の方が薄くなっており、TRAIL TARONのインソールは圧さ約6.5mm、X-TALONは約3.5mmとなっています。たった3mmの差ですが地面を捉える感覚においては重要な要素の一つで、逆に地面の凹凸が足の裏に伝わりやすいという難点があるのも事実です。「地面を感じる」という感覚は好みの問題になってしまうのですが、足の裏も自然を感じる事が出来る感覚器官の一つ。

 


 

ランからハイク、アプローチにまで

市場に出回っているトレランシューズの中ではアッパー素材は強靭なタイプでメッシュタイプに比べると通気性は劣りますが、岩場等の擦れが生じるハードな場面でも気にする事無くガシガシ使えます。つま先回りも人工被皮で補強されているので、ランだけでなく日帰りハイクからアプローチシューズにまで多彩に使用する事が出来ます。

足へのダメージを考えるとハイクッションシューズもおススメですが、少し違った視点で「自然をより感じて楽しむ」といった視点で履いて頂くとシューズの良さが見えてくるはずです。

本日のブログは昨日のサンダルランニングで少々ふくらはぎを痛めてしまった松下がお届けしました。

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